更新:2019.2.20 作成:2019.2.15

冬キャンプで人気の有名ストーブ!売れてるワケを徹底検証

冬キャンプに手軽で暖かい石油ストーブ。いつも名前を聞くのは「あの有名ストーブ」ではありませんか?売れているのは何かワケがあるはず、と言うことで冬キャンプに人気の石油ストーブ4種類について検証してみました。魅力的な特徴や選ぶときのポイントもご紹介していますので参考にしてください。
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目次
  1. 冬キャンプには石油ストーブがオススメ!
  2. なぜ売れてるの?人気の冬キャンプ用ストーブを検証してみよう
  3. フジカ・ハイペット
  4. アルパカストーブ
  5. アラジン
  6. 武井バーナー「パープルストーブ」
  7. 快適冬キャンプはストーブ選びから!

冬キャンプには石油ストーブがオススメ!

想像以上に寒い冬キャンプは暖房器具が必須!多くの暖房アイテムの中でもおすすめは石油ストーブですが、理由は次のようなものです。

・暖房効果が高い
 電気やカセットガスのストーブに比べ、灯油を燃焼するストーブは暖房効果が高いです。
・手軽に使える
 基本的に点火してしまえば、手間をかけずに長時間使用することができます。薪ストーブも暖かいで   すが薪を追加する頻度が高く、夜間などは大変なことも
・比較的ランニングコストがかからない
 石油ストーブは燃費が良く灯油も安価なのが魅力的です
・湯沸しや煮込み料理などが同時にできる

これらの点から、換気などの注意点を押さえれば石油ストーブは冬キャンプにもってこいの暖房器具です。

なぜ売れてるの?人気の冬キャンプ用ストーブを検証してみよう

冬キャンパーに人気の「フジカ・ハイペット」「アルパカストーブ」「アラジン」「武井バーナー」について魅力を探ってみたいと思います!

フジカ・ハイペット

暖房器具や遠赤外線健康器具などを製造・販売するフジカの石油ストーブ。あらゆる条件を比較した結果、多くのキャンパーが選んでいる製品です。

アウトドアに心強い耐久性と汎用性

フジカ・ハイペットは高度3000mにおける燃焼が確認されていて、アウトドアの様々な環境での使用に十分な耐久性を持っています。
また燃料タンクは万一転倒しても灯油が漏れない特殊構造になっているので、灯油が入った状態で輸送しても漏れないとの口コミが多く見られました(自己責任ですが)。
飽きのこないデザインや、暖を取りながら工夫次第で様々な調理もできる便利さも魅力です。

 

コンパクトで暖房能力も十分

フジカ・ハイペットのスペックは次のようになっています。

暖房出力:0.26l/h
暖房の目安:木造8畳(13.2㎡)、コンクリート造10畳(16.5㎡)
外形寸法:高さ432×幅310奥行310mm
重量:5.6kg
タンク容量:安全量3.6L(Max4.1L)
燃料消費量:0.26l/h
連続燃焼時間:約10~12時間

コンパクトサイズながら十分な暖房能力があり、重さも5kg台と女性にも扱いやすいです。
また型式により取り外し可能な反射板が付いています。スペースの端の方に置くときは反射板を取り付け、中央に置くときは外すしてと使い分けられるのはとても便利ですね。
 

購入は電話注文のみ

フジカ・ハイペットの購入方法は、フジカの注文専用ダイヤルからの電話注文のみです。支払は商品到着時の現金代引きのみなので、現金の用意をお忘れなく。
本体価格+お届け先地域により異なる配送料+代引手数料がかかるので、HPなどで事前に確認しておきましょう。

シーズン中はすぐ手に入らない

秋の肌寒い季節になってから冬キャンプ用にとフジカ・ハイペットを注文しても、すでに注文した方が多くすぐには納品されないようです。
口コミによると納期は9月初旬の注文で2週間、10~11月になると年内の納品が難しくなり、年明けの注文では半年以上かかることも・・・。
冬キャンプから導入したいと思ったら、夏頃から販売状況をこまめにチェックすることをおすすめします。

アルパカストーブ

こちらも冬キャンパー注目の韓国製石油ストーブ。フジカ・ハイペットの対抗馬的な存在でもあります。

暖房能力が高い

アルパカストーブの一番の魅力は何と言っても「暖かさ」です。標準モデルのスペックを確認してみましょう。

暖房出力:3.84kW/h
暖房面積:16~18㎡
外形寸法:高さ450×幅323×奥行323mm
重量:6.4kg
タンク容量:6.0L
燃焼時間:約15時間
燃料消費量:0.38l/h

暖房出力が他のストーブに比べて高いですね。寸法はフジカ・ハイペットより少し大きい程度なので、温かさを重視するならアルパカに軍配が上がります。
その分燃料消費量は多くなりますが、燃焼時間が約15時間あるので安心です。
 

暖を取りながら調理もラクラク

火力が強いアルパカストーブはアウトドアで大活躍。上蓋が簡単に脱着でき、外した状態でも鍋を乗せることができます。強火で調理をしたい時にも便利ですね。
また12インチのダッチオーブンを乗せられるほど丈夫だそうで、調理の幅も広がりそうです。
 

輸送中の灯油漏れに注意

アルパカストーブはタンクと燃焼芯部が連結しているため、灯油を入れた状態で輸送すると振動などで漏れる恐れがあります。横倒しなどもってのほかで必ず漏れるとのこと。輸送時はタンクを空にして現地で給油する必要があります。

旧モデルは屋内使用不可

アルパカストーブの最新モデルは耐震消火装置が付いていますが、以前のモデルにはありませんでした。そのため旧モデルは屋内使用不可となっていて、自宅とアウトドアで兼用したい方には不向きです。

比較的手に入りやすい

アルパカストーブは大手ECサイトでの取扱いが少なく品切れのことが多いです。個人輸入代行を行うネット通販ショップを利用して購入するケースが大半と思いますが、納期が何カ月もかかるということはなさそうです。

アラジン

日本でのアラジン石油ストーブの販売は、イギリスの伝統ブランド「アラジン」の輸入から始まりました。そこから改良を重ね、優れた日本製の部品を用い日本のJIS企画に合わせて組み立てられた製品が高評価を得るようになったのが現在のアラジンです。
有料の点検サービスやエリアごとにある出張修理店・メールでの問い合わせ等サポートが充実している点も安心です。

レトロな雰囲気あるデザイン

アラジンの最も人気ポイントは昔ながらの落ち着いたデザイン。洋室にも和室にもマッチし、キャンプでもムード作りに活躍してくれることでしょう。
伝統ある作りはデザインだけでなく耐久性にも生かされています。きちんんとメンテナンスをすることで、長年愛用できるストーブです。
アラジンを選ぶ方はこれらの点に大きな魅力を感じているようです。

ブルーの炎は癒しだけじゃない

癒されるブルーの炎もアラジンの魅力の一つですが、それだけではありません。灯油がムラなく燃焼しているため、臭いの原因となる未燃焼ガスが発生しにくい点が口コミでも高評価を得ています。

サイズは大きめだが火力は普通

アラジンの石油ストーブ「ブルーフレーム」のスペックは次のようになっています。

暖房出力:2.68kW/h
暖房の目安:木造7畳(11.5㎡)、コンクリート10畳(16.5㎡)
外形寸法:高さ551×幅388×奥行405mm
重量:8.5kg
タンク容量:4.1L
燃焼時間:15時間
燃料消費量:0.26l/h

フジカ・ハイペットやアルパカと比べるとサイズは大きめですが、暖房出力は標準的な家庭用ストーブといったところです。ちなみに「調節つまみは」芯を適正な燃焼状態にするためのもので、火力の調節はできません。適切な燃焼状態で使用しないと大量にすすが発生することがあるという注意書きがあるので気をつけたいところです。
屋外での使用が想定されていないので、サイトのオープンな場所での使用にはパワー不足かもしれません。

細かなメンテナンスが必用

アラジンの気になる点として、「メンテナンスの手間がかかる」ということがあります。
芯など燃焼部の掃除をこまめに行うことで、匂いやすすの発生を抑えストーブ本体を長もちさせることができます。慣れてしまえばそれほど大変ではないのかもしれませんが、「買ってみたらあまり手間がかかるので驚いた」という口コミも見られました。

また給油サインなどの燃料切れを知らせる仕組みがないので、油量計を時々確認して芯のから焼を防ぐ必要があります。
このようにちょっとした手間をかけることに愛着を感じられるかどうかも、アラジンを選ぶポイントの一つになると思います。

武井バーナー「パープルストーブ」

昔ながらの灯油式バーナーを作り続けている武井バーナー。その確かな品質と雰囲気あるデザインに多くのアウトドアファンが魅了されています。

コンパクトなのにハイパワー

パープルストーブのスペックを、長時間連続使用可能な「501Aセット(ヒーター付き)」を例に見てみましょう。

外形寸法:190×高さ370mm(ヒーター使用時)
重量:2.5kg(ヒーター使用時)
タンク容量:2.8L
燃焼時間:約10時間
沸騰時間:(水1L)夏2分、冬4分

他のストーブと比べてかなりコンパクトサイズですが、沸騰時間からそのハイパワーが分かります。炒め物など強火の調理にも活躍しそうです。暖房効果の方も、スクリーンタープ内がしっかり暖まるといった口コミが見られ、一度効果を実感すると手放せない一品のようです。

暖房にも調理にも!Wの機能

パープルストーブはヒーターの着脱によりバーナーとしてもヒーターとしても使用できます。ほんのりと周囲を照らす効果もあります。
ちなみにヒーターを取り付けたまま鍋などを乗せて豪快に料理することも可能です。風に強く炎が消えない仕様になっているのも便利です。

点火作業に手間がかかる

パープルストーブの点火にはポンピングやプレヒートなどの作業が必用です。慣れてコツをつかむまで少し大変かもしれませんが、その作業自体にも愛着を感じる方も多いです。パワーの強さなどの魅力を考えると、多少手間をかけてもファンが多いのは納得です。

快適冬キャンプはストーブ選びから!

知れば知るほど冬キャンプではストーブの役割が大きいことが分かりますね。今回ご紹介したストーブは、なるほど特徴的な魅力がたくさんでした。快適な冬キャンプをするために、ご自分のスタイルに合ったストーブを選んでくださいね。

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