更新:2019.3.8 作成:2019.3.7

スタイリッシュで優れた保冷能力!「シアトルスポーツ ソフトクーラー」の魅力を徹底解説

軽さや省スペースでの収納など、ハードクーラーにはない特徴や魅力を備えたソフトクーラー。その中でも熟練キャンパー達から根強い人気を集めているのが「シアトルスポーツ」のソフトクーラーです。実際に2年弱使ってきた経験から、その人気の理由に迫ります。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
お気に入り
目次
  1. シアトルスポーツとは
  2. 豊富な4サイズ展開
  3. 豊富な5カラーバリエーション
  4. 独自の特徴的なデザイン
  5. 小さく折りたためてコンパクト
  6. 「ポリ製ウェビング」で軽い
  7. 真夏の炎天下でも十分な保冷力
  8. 大家族での2泊以上には向かない
  9. 保冷力を求めるならハードクーラー
  10. 普段使いもこれで!

シアトルスポーツとは

1983年に設立された、ドライバッグを中心としたアメリカ発のメーカーです。ソフトクーラーを初めて世に送り出しのがシアトルスポーツだと言われており、その高い機能性や品質、独自の美しいデザインが日本でも人気を博しています。

豊富な4サイズ展開

シアトルスポーツのソフトクーラーは、小さい方から12QT、23QT、25QT、40QTという4種類の大きさが用意されています。少し形の違う「ZIPトップクーラー」ならシリーズ中最も大きい44QTというサイズ。縦長、横長など形にもバリエーションがあるので、利用シーンに応じて最適なサイズを選ぶことができます。サイズ違いでいくつか持っておくのもよいですね。

豊富な5カラーバリエーション

カラフルな4色のバリエーションも魅力です。2019年3月現在、輸入販売元であるエイアンドエフのサイトを見るとカラーバリエーションはレッド、イエロー、ブルー、サンドの4色。これ以外に通販サイトを見るとホワイトも選べるようです。どの色も、アウトドアフィールドに映える鮮やかな色合いが特徴です。ソフトクーラーと他のギアやテント、タープなども合わせたトータルコーディネイトを考えるのも楽しくなりますね。

独自の特徴的なデザイン

素材感を生かしたすっきりシンプルなデザインが、シアトルスポーツ ソフトクーラーの大きな特徴です。製品それ自体の美しさや存在感がありながらも、他のギアと合わせた時にはしっくりと馴染んでくれる懐の深いデザイン。太くて大きな黒いストラップも目立ちます。このストラップは見た目のアクセントになっているだけでなく、上部で束ねて留められるので中身を詰め込んで重くなった時にも持ちやすい工夫がされています。また付け根の部分が大きく動いて180度開くので、設置状態では持ち手が下に保持されるため上蓋の開閉時にじゃまになりません。

小さく折りたためてコンパクト

折りたたむことができます

折りたたむと薄くなります

ソフトクーラーの最大のメリットは「小さく折りたためる」ということです。しばらく使わないのでしまっておく時や、キャンプ後に中身が空になった時などは小さくなるので収納に余裕が生まれます。特にキャンプ直後は荷物が来た時よりもなぜか大きくなりがちなのですが、折りたたんでしまえば増量分のスペースを吸収してくれます。これはハードクーラーにはない便利な特徴ですね。

「ポリ製ウェビング」で軽い

ファスナーの内側にも壁があって、冷気を閉じ込めます

一番小さい12QTで680g、大きめの40QTでも1,542g。たとえばYETIハードクーラーのRoadie 20が7,250gあることを考えると、とても軽いことがわかります。軽さの秘密は全体にビニール製の素材が使用されていることにあります。特に外側表面に使われている「ポリ製ウェビング」という素材は、軽さはもちろんのこと水分を吸収しないので、ナイロン製のように水に濡れた時に重く固くなるということがありません。これは水のアクティビティとの相性を真剣に考えているシアトルスポーツの思想の現れである「濡れる事を前提にして作られている」ことから得られる効果です。

真夏の炎天下でも十分な保冷力

大容量で、保冷時間も長い(写真は25QT)

気になる保冷力はどうでしょうか?真夏のキャンプで、土曜の早朝に完全に凍らせた2Lペットボトル飲料とその他食材を入れていったことがありますが、その時は翌朝までまだボトルの中身が完全に解けず氷が残っていることがありました。こうしたことから保冷力は期待以上と言えるでしょう。

もちろんキャンプ場では地面から離してスタンドに置く、できるだけ日陰になる場所を選ぶといった工夫は必要ですが、それでもソフトクーラーとは思えない強力な保冷力はシアトルスポーツの本領発揮といったところでしょう。これは空気孔のついたアルミ製特殊断熱層が熱の進入を防ぎ、冷気を内部に閉じ込めるという設計によるものです。

大家族での2泊以上には向かない

メリットの多いシアトルスポーツ ソフトクーラーですが、食材を多く保存しなければならない大家族でのキャンプや2泊以上の連泊の時にはちょっと気をつけたほうがよいでしょう。保冷力が高いと言っても、もって1泊2日。2泊目以降は新しく保冷剤を投入して冷やし直す必要があるというのが現実です。人数が多い時や連泊時にはソフトクーラーをいくつか用意しておく、ハードクーラーとソフトクーラーを組み合わせるなどして、食材の長時間保冷用と頻繁にアクセスする飲み物の保冷用を分けるなど、役割分担させるのがおすすめです。

保冷力を求めるならハードクーラー

ソフトクーラーとしては異例の保冷力を誇るシアトルスポーツですが、絶対的な保冷力ではやはりハードクーラーに軍配が上がります。これは構造上仕方がないことであり、どうしてもトレードオフになります。軽くて折りたためるという機動性を重視するか、重くて大きいがその分保冷力を重視するかといった形で、目的に合わせてソフトクーラーかハードクーラーか、あるいは両方使うかと検討するとよいでしょう。

普段使いもこれで!

シンプルなデザインで様々なシチュエーションにも合わせやすく、軽くて持ち運びやすいシアトルスポーツ ソフトクーラー。宿泊キャンプの時だけでなくちょっとしたお出かけやデイキャンプ、また仕事や勉強部屋の片隅においてドリンクを保管しておくなど、普段から積極的に使いたくなりますね。

関連タグ:

RELATED

関連記事

KEYWORD

この記事に関連するキーワード

CATEGORY

その他のカテゴリ

  • htag

    ファミリーや父子2人、ソロでのオートキャンプ、登山、モータースポーツが好きです。1年中楽しんでいます。

    フォローする

月間人気ランキング

今月もっとも見られている記事

連載

【製品紹介】究極にコンパクトを追求した21gのコーヒードリッパー

【製品レビュー】2019年発売のSOTO・マイクロトーチアクティブを使ってみた!

コンテスト

おすすめ

編集部のおすすめ