【標高1,000m超の世界】梅雨のジメジメと都会の暑さを一瞬で忘れる、関東近郊の「高原キャンプ場」5選

平地が蒸し暑くなる梅雨〜夏、標高1,000m超の高原キャンプ場なら気温は都心より6〜10℃低く別世界。関東から日帰り圏の絶景キャンプ場5か所を、アクセス・標高・特徴とともに詳しく紹介します。

更新:2026.5.27 作成:2026.5.27
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カレンダーが6月に入るころ、平地のキャンプ場は一気に使いにくくなります。雨続きの梅雨はもちろん、梅雨明け後の夏は最高気温35℃超えの日も珍しくなく、テント内は蒸し風呂状態。そんな季節に頼りになるのが、標高1,000mを超える高原のキャンプ場です。標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がるため、1,200mの高原では平地より7〜8℃低い計算になります。じっとしているだけで汗が滲む都心と、ひんやりした風が絶えず吹き抜ける高原とでは、同じ日本とは思えないほど快適さが違いますよ!

今回ご紹介するのは、関東から日帰りまたは週末ドライブで行ける、標高1,000m超の実力派キャンプ場5か所。設備の充実度やファミリー向けの使いやすさ、特徴的な景観など、それぞれ個性が異なります。梅雨入り前にお気に入りを決めて、早めに予約を押さえておきましょう。

高原キャンプが「快適」な理由——気温・湿度・標高の話

高原の朝霧とテントサイト

高原キャンプが夏に快適な理由は気温だけではありません。湿度の低さも大きなポイントです。梅雨の時期でも標高の高い場所では太平洋側の湿気がある程度遮られ、肌にまとわりつくような不快感が和らぎます。さらに樹林帯に囲まれたキャンプ場では、木々の蒸散作用が空気をさらに冷やしてくれるため、木陰に入ると別世界のような涼しさを感じられます。

ただし、気温差への備えも必要です。昼間は半袖で過ごせても、日没後の気温は20℃を割ることも多く、標高1,300m超では夏でも夜間に15℃前後まで下がる場合があります。フリースや薄手のダウンジャケットを1枚リュックに忍ばせておくと、夜の焚き火タイムも安心して楽しめますよ!また、午後の山の天気は変わりやすく、突然の夕立や雷雨が発生しやすいので、午前中のうちにテントを設営しておくのが鉄則です。

高原特有の注意点を把握した上でフィールドに出れば、都心の蒸し暑さとは無縁の、最高に気持ちいいキャンプが待っています。まずは各キャンプ場の特徴を押さえて、自分のスタイルに合う1か所を選んでみてください。

関東近郊・高原キャンプ場5選——特徴比較

高原キャンプ場の比較イメージ

今回ご紹介する5つのキャンプ場は、どれも標高1,000m以上。それぞれ立地する地域・景観・設備の方向性が異なります。下の比較表をざっと見て、自分のキャンプスタイルやアクセス方向と照らし合わせてみてください。

キャンプ場名 都道府県 標高 東京からの目安 特徴キーワード
北軽井沢スウィートグラス 群馬県 約1,150m 車で約2時間 浅間山の眺め・通年営業・ファミリー&ペット
ハンターマウンテンキャンピングパーク 栃木県 約1,150m 車で約2時間30分 ゲレンデ跡・広大サイト・ゴンドラ体験
駒出池キャンプ場 長野県 約1,285m 車で約2時間30分 白樺林・池のリフレクション・静寂重視
菅平高原ファミリーオートキャンプ場 長野県 約1,320m 車で約2時間30分 根子岳・四阿山の眺め・場内温泉
清里中央オートキャンプ場 山梨県 約1,200m 車で約2時間 八ヶ岳・白樺林・体験プログラム充実

① 北軽井沢スウィートグラス(群馬県・標高約1,150m)

浅間山の北麓、群馬県長野原町に広がる3万坪の森の中に位置する老舗キャンプ場です。通年営業しており、テントサイトのほかキャビン・コテージが充実しているため、キャンプ初心者からベテランまで幅広く対応できます。場内には清水の流れる小川やツリーハウス・アスレチックがあり、子どもが自然の中で思い切り遊べる環境が整っています。ドッグランとドッグシャワーも完備しているので、愛犬と一緒に来られるのもうれしいポイントです。上信越自動車道・碓氷軽井沢ICから約50分とアクセスも良好で、東京渋谷駅からは直通の高速バスも運行しています。

梅雨〜夏の時期は浅間山方向に広がる大きな空がキャンプ場最大の見どころ。夜になると標高1,150mの澄んだ空気の下で星が見事に輝き、焚き火を囲む時間がさらに豊かになります。ただし人気が高く週末の予約はすぐに埋まるため、早めの計画が大切ですよ!

② ハンターマウンテンキャンピングパーク(栃木県・標高約1,150m)

那須塩原市にある「ハンターマウンテン塩原」のスキーゲレンデを夏季限定で開放するオートキャンプ場(5月上旬〜11月上旬頃営業)です。ゲレンデを区画したサイトは広大で、大型テントやタープを思う存分広げられます。都心からの所要時間は車で約2時間30分。ゲレンデトップ(標高1,643m)まで運んでくれるゴンドラはキャンプ場利用者割引で乗れるため、子どもから大人まで空中散歩を楽しむことができます。場内にはシャワー・炊事場・トイレが整備されています。

平均気温が都心より約10℃低く、夏でも昼間から快適に過ごせるのが最大の魅力です。ゲレンデ特有の開放感あふれる広い空の下でのキャンプは、林間型とはまた異なるダイナミックな体験になります。サイト内に10度前後の傾斜があるため、地面をしっかりペグで打てるテントを選ぶのがおすすめです。

③ 駒出池キャンプ場(長野県・標高約1,285m)

長野県佐久穂町の八千穂高原に位置し、日本一美しいと称される白樺の群生地に隣接するキャンプ場です。八千穂高原ICから約15分(佐久小諸JCT〜八千穂高原ICは無料区間)とアクセスも案外スムーズ。場内のシンボルである駒出池は晴れた日に青空と白樺が鏡のように水面に映り、写真好きのキャンパーにも人気があります。炊事場はすべて給湯設備付き、トイレは全て洋式、コインシャワーが18台と設備も充実しています。

このキャンプ場はサイレントタイムが20時と早めに設定されており、静かな環境でゆったり過ごしたい方に向いています。木々の囁きや小川のせせらぎに耳を傾けながら過ごす夜は、日常の喧騒を完全にリセットしてくれますよ!なお、ペットの入場は不可となっているため、愛犬連れの方は事前にご確認ください。6月中旬には近隣の八千穂高原自然園でレンゲツツジが見ごろを迎え、散策とセットで楽しめます。

④ 菅平高原ファミリーオートキャンプ場(長野県・標高約1,320m)

今回紹介する5か所のなかで最も標高が高く、避暑効果も抜群です。長野県上田市の菅平高原に位置し、上信越自動車道・上田菅平ICから約22km・車で約25分。目の前に根子岳と日本百名山・四阿山(あずまやさん)がそびえ、テントサイトから山岳の絶景が正面に広がります。芝生のオートサイト35区画(AC電源付き11区画)に加え、テント専用サイトも完備。場内には展望風呂「虹の湯」と家族風呂があり、外湯に行かなくてもゆったり汗を流せます。

標高1,320mの夏は下の長野市との気温差が約5.7℃。8月でも夜間は長袖長ズボンが必須になるほどの涼しさで、平地の寝苦しい熱帯夜とは完全に別世界です。キャンプ場直下から四阿山へのトレッキングルートも整備されており、登山とキャンプを組み合わせた滞在も楽しめますよ!営業期間は4月下旬〜10月下旬です。

⑤ 清里中央オートキャンプ場(山梨県・標高約1,200m)

山梨県北杜市、高原リゾートとして知られる清里エリアに位置するオートキャンプ場です。JR小海線・清里駅から約3kmという便利な立地ながら、国道から奥まった静かな環境が保たれています。標高1,200mの湿度の低い高原気候は夏でもエアコンなしで過ごせると評判で、白樺林越しに八ヶ岳連峰を望む景色は格別です。AC電源付きサイトと電源なしサイトの両方が用意されており、ペット可でドッグランや子ども向け遊具、300坪のペットランも完備しています。

このキャンプ場はアウトドア体験プログラムが豊富な点でも際立っています。ドラム缶ピザ焼き体験やダッチオーブン料理、とうもろこしもぎ取り体験など、子どもが食から自然を学べるメニューが季節ごとに用意されています。キャンプ場から車で15分圏内に複数の天然温泉施設があり、受付でもらえる割引券を活用するとよりお得に楽しめますよ!営業期間は3月下旬〜11月下旬です。

高原キャンプを快適にする——装備と事前準備のポイント

高原キャンプ用の装備一式

平地の夏キャンプと比べると、高原キャンプは特有の装備チェックが必要です。まず防寒レイヤー。標高1,000m超では日没後に気温が急に下がるため、フリースジャケットは必携。標高1,300m以上では薄手のダウンジャケットも持参しておくと安心です。シュラフ(寝袋)は夏用(快適使用温度10℃前後)では朝方に冷えを感じることがあるため、3シーズン対応の製品を選んでおくのがおすすめです。

次に雨・雷への備えです。山岳に近い高原では午後になると積乱雲が発生しやすく、突然の夕立や雷雨が起きることがあります。テントのフライシートは撥水が落ちていないか事前に確認し、タープも設営しておくと雨天時も快適に過ごせます。設営は到着後できるだけ早めに終わらせておく習慣が、高原キャンプでは特に重要です。加えて、虫対策も忘れずに。標高が高くても夏は蚊や山の虫が多く、特に日没前後に活発になります。長袖・長ズボンと虫よけスプレーを組み合わせて万全の対策を取りましょう。

まとめ——今年の夏は「高さ」を武器に涼を取る

夕暮れの高原と焚き火

関東から2〜2時間半圏内に、これだけ個性豊かな高原キャンプ場が揃っているのは贅沢なことです。浅間山を望む森の中で過ごしたい人には北軽井沢スウィートグラス、広大な空の下で解放感を味わいたい人にはハンターマウンテンキャンピングパーク、白樺の静寂に浸りたい人には駒出池キャンプ場、百名山の眺めと温泉を満喫したい人には菅平高原ファミリーオートキャンプ場、八ヶ岳の絶景と体験プログラムを楽しみたい人には清里中央オートキャンプ場——それぞれに「ここでしか味わえない」魅力があります。

梅雨や夏の暑さをあえて利用して「涼しい場所に逃げる」という発想は、アウトドアの楽しみ方として大いにアリです。防寒と雨対策さえ整えれば、高原の朝の空気は都市生活の疲れを吹き飛ばしてくれる最高の薬になります。今年の夏こそ、標高1,000mの世界で別格の涼しさを体感してみてくださいよ!

よくある質問(FAQ)

高原での朝のコーヒータイム

梅雨の時期に高原キャンプ場へ行っても大丈夫ですか?

梅雨の時期でも、標高の高い高原は平地より雨が少ない日もありますが、雨天リスクはゼロではありません。出発前に週間天気予報を必ず確認し、テントのフライシートとタープの撥水・防水状態を事前にチェックしておくことが大切です。雨でも過ごせる広めのタープと、防水性の高いレインウェアを用意しておけば、梅雨キャンプならではの静かな緑の中での滞在を楽しむことができますよ。

標高1,000m超のキャンプ場で夏でも寒さを感じますか?

はい、日没後から夜間は体感温度が大きく下がります。標高1,000m前後でも夜間気温は20℃を下回ることが多く、標高1,300m超では夏でも15℃以下になる夜もあります。フリースジャケットは標高1,000m以上での必携アイテムで、標高1,500m近くでは薄手のダウンジャケットも持参しましょう。シュラフも夏用より3シーズン対応品を選ぶと安心ですよ。

高原キャンプ場の予約はいつ頃から取れますか?

人気の高原キャンプ場は7〜8月の週末が特に混み合い、3〜4か月前から予約が埋まることも珍しくありません。北軽井沢スウィートグラスなどは「予約が取れないキャンプ場」として知られており、梅雨明け後のお盆期間は特に早めの行動が必要です。各キャンプ場の公式サイトや予約サービス「なっぷ」を定期的にチェックし、空きが出た時点で即押さえるのがコツですよ。

高原キャンプ場に子どもや初心者を連れて行くとき、特に注意することは?

まず気温の変化への対応を事前に子どもに伝えておきましょう。昼間は暑くても夜は冷えるため、重ね着できる服を複数枚用意するのがポイントです。また、午後の急な雷雨に備えて早めにテントを設営し、雷発生時はテントや木の下での待機を避けて管理棟や車内に移動するよう心がけてください。設備の充実した高規格キャンプ場(スウィートグラス、清里中央など)を選ぶと、初心者や子ども連れでも安心して楽しめますよ。

高原キャンプ場の近くに温泉施設はありますか?

今回ご紹介した5か所はいずれも温泉へのアクセスが良好です。菅平高原ファミリーオートキャンプ場は場内に展望風呂「虹の湯」を備え、外湯なしで温泉が楽しめます。清里中央オートキャンプ場は車で15分圏内に複数の天然温泉施設があり受付で割引券も配布されます。駒出池キャンプ場は「八峰の湯」まで約20分、北軽井沢スウィートグラス周辺も高原の名湯が充実しています。キャンプ場選びと合わせて温泉プランも考えてみてくださいね。

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