更新:2025.6.27 作成:2025.6.27

人混み回避!関東の穴場海水浴場まとめ

夏本番、せっかくの海水浴も混雑でうんざり…そんな方におすすめなのが「穴場ビーチ」。関東近郊にも、アクセス良好で景観抜群なのに意外と空いている海水浴場が点在しています。本記事では、静かに楽しめる関東の穴場ビーチを厳選して6カ所ご紹介。家族連れにもカップルにもぴったりの、プライベート感ある海時間を見つけてください。
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目次
  1. 東京から日帰りOK!静かな海に出会える穴場ビーチ
  2. 子ども連れでも安心!遠浅&波穏やかな海水浴場
  3. サンセットも楽しめる絶景ビーチ
  4. アクセスは悪いけど、それがいい!“秘境系”海
  5. 海の家が少ない=静か!設備控えめビーチの魅力

東京から日帰りOK!静かな海に出会える穴場ビーチ

有名な海水浴場はどこも混雑必至。でも、都心から日帰りできる距離にも、ゆったり静かに過ごせる“穴場ビーチ”は意外と多く存在します。ここでは、アクセス良好なのに人が少なく、落ち着いて海を楽しめるスポットを厳選してご紹介します。

波左間海水浴場(千葉県館山市)

東京湾フェリーやアクアラインを使えば、都心から車で約2時間。館山市にある波左間海水浴場(はざま)は、館山湾内に位置し、非常に波が穏やか。透明度も高く、静かな水辺の時間を楽しめます。海岸はコンパクトですが、そのぶん人が少なく、まるでプライベートビーチのような感覚に。周辺には観光地も少ないため、家族連れや落ち着いたカップルにおすすめです。

平磯海水浴場(茨城県ひたちなか市)

ひたちなか海浜鉄道「平磯駅」から徒歩5分という好立地でありながら、穴場感が残るのがこの平磯海水浴場。遠浅の浜で波も小さく、小さな子ども連れでも安心。しかも、駅近とは思えないほど静かで開放感があります。近くには「那珂湊おさかな市場」や「国営ひたち海浜公園」もあるため、ビーチ+観光の1日プランにも最適です。

沖ノ島海水浴場(千葉県館山市)

館山の人気スポット「沖ノ島」は、実は橋でつながった“陸続きの島”。夏でもメジャーなビーチに比べると人出が控えめで、海の透明度が非常に高いのが魅力。シュノーケリングや磯遊びも楽しめるため、アクティブ派にもぴったりです。駐車場はやや小さめなので、早めの時間に訪れるのが吉。
このように、東京近郊にも静かなビーチは点在しています。大混雑のメジャー海岸を避けて、自分だけの“穴場”を見つけに行ってみませんか?

子ども連れでも安心!遠浅&波穏やかな海水浴場

夏の海水浴は家族みんなの楽しみ。でも、小さな子どもが一緒だと、海の深さや波の強さ、安全面が気になるところ。関東には、遠浅で波が穏やか、しかも混雑が少ない“子ども連れ向けの穴場ビーチ”がいくつもあります。今回はその中でも、親子で安心して楽しめるスポットをピックアップしてご紹介します。

岩井海岸(千葉県南房総市)

内房の静かな海に面する岩井海岸は、地元ファミリーに長年親しまれてきた海水浴場です。湾に囲まれた立地のため波が非常に穏やかで、遠浅の海は小さな子どもの水遊びデビューにもぴったり。砂浜も広くて清潔感があり、適度に整備された海の家もあるため、快適に過ごせます。都内から車で約2時間、電車でもJR内房線の岩井駅から徒歩圏内と、アクセス面も◎。観光地化されすぎていないのも、落ち着いた家族旅行に向いています。

長者ヶ崎海岸(神奈川県葉山町)

湘南の賑やかさから少し外れた葉山エリアにある長者ヶ崎海岸は、落ち着いた雰囲気と遠浅のビーチが魅力。大人の避暑地というイメージが強い葉山ですが、実はファミリーにもおすすめ。とくにこの長者ヶ崎は波も比較的穏やかで、小さな子どもが海に入っても安心できる環境が整っています。周辺には岩場もあり、磯遊びや小さな生き物観察にもぴったり。近隣に有料駐車場やトイレもあり、日帰りでもストレスなく楽しめます。

阿字ヶ浦海水浴場(茨城県ひたちなか市)

広々とした砂浜が印象的な阿字ヶ浦海水浴場は、開放感あふれるロケーションながら、都内からのアクセスも比較的良好。常磐線の勝田駅からバスで20分ほどで到着します。海は遠浅で、波も小さく、小さな子どもでものびのびと水遊びができます。ビーチにはシャワーや更衣室、売店もそろっており、利便性も十分。近くには「ひたち海浜公園」や「阿字ヶ浦温泉のぞみ」もあるので、遊びとリフレッシュを兼ねた家族旅行にぴったりです。

どの海岸も、大規模な観光地ではない分、静かで安心。海でのびのび遊びながら、家族だけの夏の思い出をつくるには、こうした“控えめな海水浴場”がちょうどいいのかもしれません。

サンセットも楽しめる絶景ビーチ

昼間の海水浴も良いけれど、夕暮れ時の海も格別。特に西向きのビーチでは、波打ち際に沈む夕日が美しく、心に残る夏の思い出になります。ここでは、関東近郊で「夕日がきれいに見える穴場ビーチ」を3つピックアップ。喧騒を離れて、静かな海と夕日の絶景を堪能してみませんか?

久里浜海岸(神奈川県横須賀市)

東京湾フェリーの発着地として知られる久里浜港の近くにある久里浜海岸は、意外と人が少なく静かな雰囲気が魅力。日中は海水浴を楽しみ、夕方になると海に沈む夕日が海面をオレンジ色に染めていきます。芝生の公園も隣接しており、レジャーシートを広げて夕涼みをする家族やカップルの姿も。アクセスは京急久里浜駅からバスで約10分と、日帰りにちょうどいい立地です。

外浦海水浴場(静岡県下田市)

伊豆・下田エリアに位置する外浦海水浴場は、知る人ぞ知る“穴場的な絶景ビーチ”。白浜などの人気海岸と比べると人出が少なく、落ち着いた雰囲気のなかでゆったりと海時間を楽しめます。海は遠浅で透明度が高く、波も穏やか。お子様連れにもカップルにも人気です。

そして、外浦海岸が本領を発揮するのは夕方。西側にやや開けた地形のため、日没前の空が美しく焼け、水平線の向こうへと沈む夕日をゆったりと眺めることができます。昼は海水浴、夕方は絶景サンセットと、一日中楽しめるビーチです。

アクセスは伊豆急下田駅からバスで約10分、バス停から徒歩圏内。周辺には民宿や静かなカフェも点在しており、派手さよりも“静かな非日常”を求める人にぴったりのスポットです。

九十九里・不動堂海岸(千葉県山武市)

九十九里浜の中でも比較的静かなエリアにある不動堂海岸は、夕日スポットとして密かに人気。広大な砂浜に人がまばらで、水平線に沈む夕日を遮るものなく楽しめます。車でのアクセスが中心となりますが、駐車場も整備されており、夏でも穴場感が残っています。とくに、日が暮れかける時間帯は風も心地よく、夏の終わりの余韻を感じられるビーチです。

昼間の喧騒が去ったあとの海には、また違った魅力があります。日が沈む頃、潮風に吹かれながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。夕暮れの海は、きっと心に残る“もうひとつの夏”を演出してくれます。

アクセスは悪いけど、それがいい!“秘境系”海

混雑知らずの静かな海を求めるなら、“ちょっと不便な場所”こそが狙い目。駅から遠い、坂道が多い、駐車場が少ない——そんな理由で人が少ない海水浴場には、手つかずの自然や澄んだ海が残されています。今回は、アクセスの悪さが逆に魅力となる「秘境系ビーチ」をご紹介します。

入間海岸(静岡県南伊豆町)

南伊豆の奥地に位置する入間(いるま)海岸は、観光ガイドにほとんど載らない“本当の秘境”。最寄りのバス停から歩いて30分以上、しかも途中には坂道と細道が続きますが、その先に広がるのは驚くほど透明な海と静かな入り江。遠浅で穏やかな波、そして岩場が点在する風景は、まさに隠れた楽園です。売店やトイレはないため、必要なものはすべて持参必須。自然そのものを楽しみたい人におすすめです。

波勝崎(はがちざき)海岸(静岡県西伊豆町)

野猿が出没することで知られる波勝崎は、アクセスが極めて困難な“陸の孤島”のような存在。海岸へは車で細い山道を進み、さらに駐車場から歩いて数百メートル。公共交通機関でのアクセスは現実的ではありません。しかし、その分手つかずの自然が残っており、エメラルドグリーンの海と断崖絶壁に囲まれた風景は息を呑むほど。人もほとんどいないため、プライベート感は抜群です。

飯岡海岸・刑部岬下(千葉県旭市)

九十九里の北端にある飯岡海岸はサーファーには知られた場所ですが、観光客の姿は少なく、海水浴スポットとしては穴場中の穴場。特に、刑部岬の下に広がるエリアはややアクセスが難しく、車でないと到達しづらい位置にあります。それゆえに人の気配は少なく、広大な砂浜と遮るもののない水平線が魅力的。地元の人しかいないような静けさの中で、じっくりと海と向き合えます。
こうした“秘境ビーチ”に共通して言えるのは、「不便さの先に本物がある」ということ。アクセスの悪さが人を遠ざけ、結果として自然が守られている場所です。手間はかかりますが、その分だけ特別な時間が待っているはず。静かで美しい、あなただけの海を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

海の家が少ない=静か!設備控えめビーチの魅力

にぎやかなビーチの象徴ともいえる「海の家」。便利ではありますが、人が集まりやすく、喧騒のもとになることも。そんな中、あえて「海の家が少ない」=「静けさを楽しめる」ビーチに目を向けてみませんか?必要最低限の設備しかないビーチだからこそ、海本来の魅力を感じられる。そんな場所を紹介します。

江川海岸(千葉県木更津市)

「海に立つ電柱」の風景で有名になった江川海岸ですが、実はその裏手にある海辺はとても静か。海水浴場としての整備は最小限で、海の家や売店もほぼなし。そのぶん、人が少なく、波音や風の音をじっくり楽しめます。潮干狩りでにぎわう時期を外せば、砂浜には数えるほどの人しかいないことも。夕暮れ時には幻想的な景色が広がり、海辺でゆっくりしたい人におすすめの“静かな穴場”です。

森戸海岸(神奈川県葉山町)

葉山の中心エリアに位置する森戸海岸は、都心からもアクセスしやすいのに、落ち着いた雰囲気が保たれた“静けさのあるビーチ”。砂浜の奥行きはそれほど広くありませんが、遠浅で波も穏やか。家族連れやカップルがのんびりと海辺の時間を楽しんでいる様子が印象的です。

海の家は小規模なものが数軒あるのみで、大音量の音楽やバーベキューなども控えめ。喧騒を避けたい人にはうってつけの場所です。また、晴れた日には富士山や江の島を望む絶景スポットとしても知られ、夕暮れ時の風景は特に美しく、写真映えも抜群。

葉山御用邸にほど近く、周辺には落ち着いた飲食店やおしゃれなカフェも多いため、海水浴の前後に散策するのもおすすめ。必要最低限の装備でシンプルに海を楽しみたい人にぴったりの、“静かで気品ある”ビーチです。

大六海水浴場(千葉県鋸南町)

南房総国定公園内にある300mほどの入江型海水浴場で、遠浅・波穏やか・水質A評価の穏やかなビーチです。駐車場や公共シャワー・トイレもあり、手軽に自然を満喫できる静かなファミリー向けスポット。周辺には展望スポットや記念館などもあり、海水浴+観光プランにもぴったりです。

設備が少ないビーチは、ある意味“上級者向け”かもしれません。でも、その不便さこそが静けさを守っているとも言えます。自分で工夫して楽しむスタイルに慣れてくると、にぎやかなビーチには戻れなくなるかも。自然との距離がぐっと近くなる、そんなビーチの魅力に、ぜひ一度触れてみてください。