キャンプ用ケトルとは?
キャンプ用品は、聞き慣れない何かかっこいい名称がついているものが多いですが、キャンプ用ケトルとは、簡単に言うとお湯を沸かす「やかん」のことです。
但し、キャンプでの使用を考慮して造られているため家庭で使用する一般的な「やかん」とは、頑丈さや軽量さやコンパクトさといった点で差別化されています。
鍋があれば困ることはないので、テントやテーブルのようにキャンプになくてはならない道具ではありません。
しかし、使う道具に「こだわり」を持つのがキャンプではないでしょうか?
それではキャンプ用ケトルの魅力について解説していきたいと思います!
キャンプ用ケトルの魅力
キャンプでの朝のコーヒーは格別です。
至福のコーヒータイムにデザイン性に優れたお湯を沸かす道具は必須です。
もちろん、デザインが良いだけではありません。造りや材質に特異性があり、野外で素早くお湯を沸かすことができます。注ぐスピードも調整することができるので、ゆっくり注いだりすることもできます。この作業ができるので、フォーミングミルクを作ってコーヒーに注ぐと、カフェラテやカプチーノをいれることもできるのです。
キャンプ用ケトルの魅力は、「注ぎやすさ」と「デザイン性に優れており選べる楽しさがあること」の2つです。
キャンプをしている風景にこだわる方には、キャンプ用ケトルは必須アイテムだと言えるでしょう。
キャンプ用ケトルの種類
キャンプ用ケトルは、形状から次の3つに分類することができます。
縦長タイプ・寸胴タイプ・やかんタイプです。
人数により適しているケトルは大きさが異なってきます。何を使ってお湯を沸かしたり、茹でたりするのかでも適している材質も変わってきます。
それぞれのタイプには、やはり特長があり向き不向きがありますので、その特長を詳しく見ていきましょう!
縦長タイプ
見た目通りの縦に細長い形状で、容量が大きくて側面に取っ手が付いているため注ぎやすいのが特長です。また、デザイン性に優れていてお洒落なものが多いです。オールステンレス製のものが多く、焚き火での使用に最適です。
それなりに容量あるものが多いので、収納性は優れているとは言えません。積載は気になるけど、焚き火とデザイン性を重視するなら縦長タイプがおすすめです。
寸胴タイプ
名前の通り鍋を少し細長くした形状のため、お湯を沸かすだけでなく、食材を茹でたりとクッカーの役割も果たしてくれます。鍋よりも優れている点は、焚き火でお湯を沸かせるところです。
また、縦長タイプよりコンパクトなためソロキャンプなど荷物を減らしたい方や焚き火を利用してお湯を沸かしたり、簡単な料理をするなら寸胴タイプのケトルがおすすめです。
やかんタイプ
やかんの形状で、軽量・コンパクトでソロキャンプや登山キャンプで人気のケトルです。
アルミ製のため、ガスバーナーでの使用にはおすすめですが、焚き火での使用には適しているとは言えません。
底部分の面積が広いので、すぐにお湯を沸かすことかできる点はおすすめです。
さらに、やかんタイプのケトルは、コンパクトサイズのものが主流のため、収納性に優れています。
収納性を重視するなら、是非、やかんタイプのケトルをお選びください。
キャンプ用ケトルの選び方
キャンプ用ケトルを選ぶときに大事なことは、自分が想定している使用方法の火力に耐えられる材質かどうかということです。
もう少し詳しく言うとガスバーナーで使用するのか焚き火で使用するのかということです。
ガスバーナーを使用する場合は、どのケトルでも問題はありません。
しかし、焚き火にかけたり吊るしたりする場合は、ケトルの持ち手や取っ手、つまみ部分に火で溶けてしまう樹脂などの素材が使われていると使用できません。
焚き火に使用する場合は、アルミ製のケトルでも良いのですが、焚き火での使用頻度が高いのであれば、火にかけても丈夫な耐久性があるステンレス製のケトルを選ぶようにしましょう。
焚き火で使い込んだステンレス製のケトルは、ビジュアル的にもかっこいいですよ。
コーヒーやお酒、インスタントラーメンなどに使うお湯を沸かすだけなのか、それとも食材を茹でたりクッカーとしての使用も考えているのかなど使用用途で選ぶケトルのタイプは変わってきます。
また、何人ぐらいでキャンプを想定しているのかもケトルを選ぶときの大事なポイントとなります。ファミリーキャンプで需要の多い容量は、1L〜1.5Lまでですので、これを目安に選ぶと良いですよ。
主なキャンプケトルのブランド
ロゴス・コールマン・スノーピーク・ユニフレーム・キャプテンスタッグなどアウトドア用品の主なメーカーから、キャンプ用ケトルは販売されています。
ケトルは、テーブルやチェア、バーベキューコンロと比べると種類は多くありません。
それでも、ケトルを選ぶときはどれがいいのか悩むと思います。先述したケトルのタイプと使い方で、自分のキャンプスタイルに合ったケトルのタイプを絞ることは出来たでしょう。
この次に、さらに絞り込むとなった場合に選ぶポイントとなるのが、「ブランド」ではないでしょうか。
それでは、キャンプ用ケトルの主なブランドの特長を見ていくことにします。
コールマン(Coleman)
コールマン(Coleman)で人気のケトルのタイプは、「やかんタイプ」と「縦長タイプ」です。
縦長タイプは、丈夫なステンレス製のクラシックスなデザインのケトルで注ぎ口に蓋がついており、焚き火の灰が入らない造りになっています。
吊り下げできるハンドルが付いているので、焚き火での使用に人気があります。
やかんタイプは、傷がつきにくい加工が施されたアルミ製の軽量でコンパクトなケトルです。
最後まで傾けてもフタが外れない設計となっており人気です。
ユニフレーム(UNIFLAME)
ユニフレーム(UNIFLAME)で人気のケトルのタイプは、「縦長タイプ」です。
ステンレス製で、焚き火で使えば使うほど美しさが刻まれ味が出るケトルです。
注ぎ口には灰などの混入を防ぐ口蓋が付いており、たくさんのお湯を沸かせるように開発された大容量2.5Lのケトルは人気があります。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)で人気のケトルのタイプは、「寸胴タイプ」です。
最もポピュラーなタイプで、見た目のお洒落さはありませんがコストパフォーマンスに優れており、実用性は抜群のケトルです。
ケトルの使い方
ここまでの説明から、キャンプ用ケトルの使い方は、次のように分けることができます。
ソロキャンプでお湯を沸かすだけなら「やかんタイプ」、ソロキャンプでお湯を沸かすだけでなく食材を茹でたりもするなら「寸胴タイプ」、ガスバーナーだけではなく焚き火でも使うなら「ステンレス製」を使いましょう。
ファミリーキャンプでお湯を沸かすだけなら「縦長タイプ」、ファミリーキャンプでお湯を沸かすだけでなく食材を茹でたりもするなら「寸胴タイプ」、ガスバーナーだけではなく焚き火でも使うなら「ステンレス製」を使いましょう。
まとめ
キャンプ用ケトルは、必須アイテムではないですが、実用性は抜群でお洒落でかっこいいケトルを持っていることでモチベーションも上がり、キャンプが楽しくなります。ソロキャンプ、登山キャンプ、ファミリーキャンプ、日帰りバーベキューなど様々なシーンで愛用できるでしょう。
ケトルは、キャンプを楽しい気分にしてくれるアイテムであり、あれば重宝するキャンプ道具と言えます。
ケトルがあれば、楽しいアウトドアライフになること間違いなしです。
そこで、本記事では初心者の方に分かるようにキャンプ用ケトルのタイプや選び方、使い方についてご紹介していきます。