
更新:2026.7.28 作成:2026.7.28
毎年8月に見られるペルセウス座流星群ですが、2026年はかなり条件がいい年だそうです。というのも、極大を迎える8月13日が新月にあたり、月明かりにじゃまされないから。国立天文台も月の光の影響を全く受けないと案内しています。
しかもお盆の時期と重なるので、家族で夜更かししやすいタイミングでもあります。特別な道具はいりません。必要なのは暗い空と、寝転がれる場所くらい。うちも毎年ゆるく楽しんでいるので、実際にやってみて分かったことも交えてまとめます。
流星群は毎年決まった時期にやってきますが、年によって見えやすさがかなり違います。同じ流星群でも、当たりの年とそうでない年がはっきり分かれるのです。理由の多くは月の満ち欠けと、極大を迎える時刻。今年がなぜ好条件と言われるのか、まずそこを押さえておくと計画が立てやすくなります。
2026年のペルセウス座流星群は、8月13日の11時頃に極大を迎えると予想されています。ただしこれは昼間の時間帯。空が明るいので流星は見えません。
そのため実際の狙い目は、極大の少し手前にあたる12日の深夜から13日の明け方ということになります。予定を組むなら12日の夜。翌日が休みだとありがたいのですが、そこはお盆の時期に助けられるかなと思います。
流星観察でいちばんの敵は、実は街灯りよりも月の光です。満月に近いと空全体が明るくなり、暗い流星は見えなくなってしまいます。2026年は13日が新月にあたるため、その影響を受けません。
条件がそろえば、空の暗い場所で1時間あたり35個程度が期待できるとされています。数分に1つは流れる計算です。ただしこれは街明かりの届かない場所での話で、市街地では見える数がぐっと減ります。どこで見るかが結果を左右するのは、このためです。とはいえ均等には流れないので、そこは後ほど触れますね。
条件がよくても、見方を外すともったいないことになります。とはいえ難しい話ではありません。時間帯、場所、姿勢、目の慣らし方。この4つを押さえておけば十分に楽しめます。どれも知っているかどうかだけの差なので、出かける前にざっと目を通しておいてください。
流星が飛び出してくる中心(放射点)は一晩中沈みませんが、地平高度20度を超えるのは22時頃とされています。低い位置にあるうちは見える数も限られるので、あまり早い時間から粘る必要はありません。
おすすめは、22時以降に出て、日付が変わってから明け方にかけてという時間の使い方です。子どもがいると夜更かしのハードルはありますが、23時前後に少し見るだけでも十分に楽しめると思います。
場所選びで効くのは、周囲に街灯や建物がなく、空が広く見えることです。高原や湖畔、大きな公園の芝生など。標高が高いほうが空気も澄みますが、それ以上に「明かりが少ないか」が効いてきます。
方角は気にしなくて大丈夫です。流星は空全体に流れるので、特定の方向を向く必要はありません。むしろ視野を広く取れる場所を選んだほうが有利。木や建物で空が切り取られていないかを見ておきましょう。
これは実際にやって痛感したことです。真上を見上げ続けるので、立ったままだと首がすぐに疲れます。子どもは早々に飽きて座り込みます。最初から寝転がる前提で用意していくのが正解でした。
レジャーシートに加えて、キャンプ用のマットやリクライニングできるチェアがあると快適さが段違いです。8月とはいえ夜の高原は冷えるので、上に掛けるものも一枚。地面からの冷えも意外と来ます。普段キャンプで使っているマットがそのまま活きる場面なので、車に積んでおくといいと思います。虫よけもあわせて用意しておくと、夜の草地でも落ち着いて過ごせます。
見落としがちなのがこれ。暗い場所に出てすぐは、目が暗さに順応していません。15分ほどかけて慣らすと、見える星の数がはっきり増えます。その間に流れても気づけないので、少しの我慢どころです。
そして、せっかく慣れた目はスマホの画面を見た瞬間にリセットされます。時間を確認するくらいなら問題ありませんが、待ち時間に画面を眺めるのは避けたほうが賢明。明かりが必要なときは、光量を絞ったライトを使ってみてください。
| 時間帯 | 見え方の目安 | 過ごし方 |
|---|---|---|
| 日没〜21時 | 放射点が低く数は少ない | 移動と場所の確保にあてる |
| 22時〜24時 | 放射点が高くなり見え始める | 目を慣らして観察開始 |
| 24時〜明け方 | 最も数が期待できる | 寝転がって粘る |
子連れで夜に出かけるとなると、準備の質が体験の質を決めます。眠さと寒さ、この2つをどう扱うかが分かれ目かなと思います。せっかく連れ出しても、眠くて機嫌が悪いまま帰ることになると誰も得をしません。あとは期待の持たせ方も、地味に大事でした。
深夜に起きている前提なので、当日の午後に少し昼寝をさせておくと夜がまるで違います。うちは前もって「今日は夜に出かけるから」と伝えて、昼の予定をゆるめにするようにしています。
防寒は大人が思うより多めに。動かずにじっとしている時間が長いので、体感はどんどん下がります。夏だからと薄着で行くと、30分で「帰りたい」になりかねません。上着と、くるまれるものを一枚ずつ用意しておくと安心です。
これは失敗から学んだことです。流星群と聞くと、次々に流れる様子を想像しがち。実際は数分間まったく流れない時間があったかと思えば、続けて2つ3つ流れることもあるという気まぐれな見え方をします。
先に伝えておくと、待ち時間そのものを楽しめるようになります。「10個数えたら帰ろう」と目標にしてしまうのも手。数えるという遊びが入るだけで、子どもの集中がずいぶん続きますよ。
いつ流れるか分からないものを、手持ちのスマホで捉えるのはかなり難しいというのが正直なところです。構えている間に流れ、画面を確認している間にまた流れる。何度かやってみて、我が家は早々にあきらめました。
どうしても記録したいなら、三脚に固定して長い時間シャッターを開けておく方法になりますが、それなりの準備が要ります。今年は条件がいいぶん、目で見ることに集中したほうが満足度は高いかなと思います。子どもと「今の見えた?」と言い合う時間のほうが、結局は記憶に残りました。
2026年のペルセウス座流星群は、極大が8月13日、しかも同じ日が新月という条件のそろった年です。狙うなら12日の深夜から13日の明け方。街の明かりを離れて空の開けた場所に行き、寝転がって待つ。やることはこれだけです。
道具もほとんど手持ちで足ります。レジャーシートかマット、掛けるもの、そして少しの根気。うまくいけば数分に一度、うまくいかなくても静かな夜が過ごせます。空を見上げるだけの時間というのも、なかなか贅沢なものですよ。せっかくの当たり年、予定に入れてみてはいかがでしょうか。
必要ありません。むしろ視野が狭くなるため、流星観察には向いていません。流星は空のあちこちに突然現れるので、肉眼で広く空を見渡すのがいちばん適しています。用意するとしたら、光学機器より寝転がるためのマットのほうが役に立ちます。
極大の前後数日は流星が見られるため、11日や14日の夜でも観察のチャンスはあります。数は極大日より減りますが、まったく見えないわけではありません。天気予報を見ながら、雲の少ない夜に切り替えるという判断も現実的です。
特定の方角を向く必要はありません。流星は放射点を中心に空全体へ広がって流れるためです。強いて言えば、空が広く開けている方向を選ぶのがよいでしょう。真上を含めて視野に入る場所に寝転がるのがおすすめです。
宿泊できるなら、眠くなったらそのまま寝られるキャンプ場が快適です。ただしお盆の時期は予約が取りにくいため、日帰りで暗い場所へ出かける形でも十分に楽しめます。帰りの運転がある場合は、深夜の眠気に注意して無理のない範囲で切り上げてください。
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