更新:2019.3.12 作成:2019.3.8
可燃性ガスを使用して、ノズルから1000℃~1500℃の高音の炎を出す道具です。手軽に使えて取り外しの簡単なカセットボンベタイプが一般的で、ご家庭だとガスバーナーの愛称で馴染み深いと思います。一般的にはガス缶の上に空気の取り込み口が付いており、着火したときに筒の中でガスと空気が混ざり、安定した空気が噴出される仕組みになっています。
火起こしは結構時間がかかり、初心者の場合はとくに大変です。キャンプの際に火を起こすときは着火剤を活用することが多いと思いますが、ガストーチを使えば簡単に火を付けられます。炭に直接約1分、トーチの炎を当てましょう。炭が赤くなってきたら、焚き付け完了です!この時消し炭を上に乗せると、さらに火が付きやすいのでオススメ。
薪を組んで中に新聞紙を入れ着火、という時にライターでなかなか火が付かず困ったこと、誰でも1回はあると思います。スムーズに火を付けられるとかっこいいですし、イライラしません。ガストーチは、先ほど述べたようにガスを止めない限りは消えないので、風のある屋外で使用するのに最適です!また、ノズルの長いタイプのものを使えばヤケドの心配もなく安全です!どんな角度でも使えるものが多いのも嬉しいポイント。
一般的な使い方をご紹介します。まず、トーチとガスボンベの接続です。上からそのままねじ込むタイプと、切り欠きタイプとあり、切り欠きタイプはボンベの切り欠きとトーチの印を合わせて捻り、固定します。接続できたら調整ネジを開いてガスを出し、着火ボタンを押して点火です。着火ボタンのないものは、ネジを開いてからチャッカマンなどで火口に火をつけます。火が付いたら、ネジで火の大きさを調整しましょう。
溶接には様々な種類がありますが、一般的には2つ以上の物の接続部分を溶かしてくっつける作業のことをいいます。鉄やアルミなどは融点が高く、かなり高温にしないと解けないので燃焼温度が足りず、難しいです。また、温度が高くなっても溶接する火力と比べると弱いので、2つの接合部を同時に溶かすのは困難。ただ溶接には色々な方法があるので、ガストーチでも溶接可能な方法はあります!
アセチレン溶接とは、アセチレン(燃えやすい気体)と酸素を使用してその熱エネルギーで接合部を溶かす方法で、ガス溶接とも言います。この方法は温度が3000℃にもなるので直接接合部を溶かしてくっつけます。ガストーチの温度は1000℃~1500℃ですが、「ロウ付け」という方法なら溶接が可能!ハンダ付けと同じ手法で、合金(ロウ)を接合部分で溶かし、冷やして固めるというロウを接着剤として使う方法です。
こちらはイワタニの、オーソドックスでリーズナブルなお値段のガストーチで、ボンベ付きです。点火はガンタイプでトリガーを引けば簡単に着火でき、1400℃の炎を放出します!ボンベの着脱もガイドに合わせてひねってはめるだけで簡単。
安全性の高い瞬間気化方式で、点火後すぐに逆さにしても末気化ガスが大きく燃える心配ゼロです!点火後すぐに炎が安定し、レバーを調整すれば1300℃から900℃まで広く温度調整できます。瞬間気化方式のため着火後の予備加熱が必要ないので、ガスも節約できます。
こちらも瞬間気化システムを採用し、連続使用してもどんな向きで利用しても火が大きく燃え上がる心配がないので、女性でも安心して使えます。強力な集中炎からソフトな炎まで、レバーで簡単に調節できるので炙り料理にも最適です。静音設計で燃える音が静かなのが特徴。
レバーを握って着火し、握っている間だけ炎の出るタイプで、下部のリングをスライドするとトリガーのロックもできる、安全性の高いトーチです。そのまま連続燃焼ボタンを押せば、手を離しても炎が出続けます。火炎温度は約1500℃と高めで◎。
火口の伸びる小型耐風タイプです。使わない時は火口を収納でき、コンパクトで持ち運びに便利。燃料充填式なので、ライター用ガスやカセットボンベからも補充ができ経済的です。本体は55グラムと軽く、気軽に持ち歩けます。カラーはブラックとイエローの2種類。
火の温度800℃の使い捨てライターを、1300℃の強力トーチに変える優れものです。火力は大幅に上がるのに効率燃焼で、ライターの使用時よりも60%も使用時間が長くなり経済的。使い捨てライターなのでメンテナンスも不要で楽チンです。スケルトンタイプは残りの燃料も見えて便利!
鉛筆型のコンパクトなデザインのトーチです。見た目はシャープですが機能性が高く、火炎温度は1300℃で約8時間連続燃焼可能。切り替えスイッチで炎をノーマルとジェットに使い分けることができ、ガスは充填式で市販のライター用ガスで補充できます。
メーカー自身が木炭着火専用と謳っており、手軽に木炭に着火できるのが特徴です。屋外専用の火力の強いカセットガス式トーチバーナー。イワタニのガスボンベがセットになっているのですぐ使えます。1400℃の集中炎がパワフルで人気です。
オシャレな箱に入って届く、スタイリッシュでコンパクトなトーチバーナー。火口は動くので角度が変えられ、火はセーフティロックで固定されます。ブタンガスを5秒刺すだけで充填でき便利です。3年間のアフターサービス付き!意外と大きく、チャッカマンくらいのサイズです。
大口径ワイドノズルで、炎を効率よく広範囲に広げるので着火に便利です。着火装置はないタイプですが、パワフルな火力は国内最高レベルで人気があります。細い炎ではなく豪快に燃えるので、庭の草焼きやキャンプの火起こしの時にとても重宝します。
ガストーチを使った料理、といえばやっぱり炙り料理が定番!短時間ですぐ火が通り、お好みの焼き具合に簡単に調整が可能です。ガスコンロでは実現できない香ばしさと、表面につくキレイな焼き色が食欲をそそります。キャンプで使用すればアウトドア感がさらに盛り上がり◎。
お好みの刺身を炙るだけで、見た目も味もワンランクアップします。料理と温度は重要で、表面が温かくなるだけでよりおいしくなるのもポイントです。炙ると脂が溶けてとろけます。野菜を添えればカルパッチョにもアレンジ可能!
チャーシューを炙るタイミングは切る前でも切った後でもお任せです。表面がカリカリになるまで炙るのもオススメ。おつまみにもメインにもなり、最後はご飯に乗せて白髪ねぎを添えれば、シメのチャーシュー丼になります。
炙り料理の定番中の定番です。ブリュレはガストーチなしでは完成しません。ブリュレの上にグラニュー糖をかけ、茶色くなるまでトーチで炙りましょう。スプーンで叩くと表面のおこげが割れるくらいがオススメの焼き加減です。
マシュマロを串に刺し、バーナーの前でくるくる回します。焚き火でもできますが、トーチの方が安定した炎なので均一に焼けてキレイ。大きく膨らんで茶色くなればOKです。マシュマロの裏技として、カフェラテやココアに浮かべるのもオススメ!ブラックコーヒーに浮かべれば砂糖とミルクの代わりになり、マイルド感が出て◎。
せっかく楽しくキャンプをしていても、火をスマートに起こせないと盛り下がってしまいます。初心者は1時間以上火起こしに時間がかかってしまうこともあります。ガストーチなら1分あれば簡単に付けられますし、使い方に慣れているとカッコいいです!火起こし、焚き火、料理と用途も多々あるガストーチは、キャンプにかかせないマストアイテムの1つです。
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