更新:2025.4.24 作成:2025.4.24

登山靴おすすめ2025年版|初心者向けトレッキング対応モデル

2025年版の登山靴おすすめモデルを初心者向けに厳選紹介。低山や中山のハイキング・トレッキングに最適な軽量で履きやすいシューズを、定番ブランドから玄人好みの一足まで幅広くセレクトしました。これから登山を始める方必見です。
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目次
  1. 登山靴の選び方|初心者が知っておくべきポイント
  2. 2025年注目の登山靴おすすめモデル【定番編】
  3. 個性派に人気!玄人好みの登山靴セレクション
  4. 登山靴を購入する際のチェックポイント
  5. 快適な登山のために|靴と一緒に揃えたい関連アイテム

登山靴の選び方|初心者が知っておくべきポイント

登山を快適かつ安全に楽しむために、最も重要な装備のひとつが「登山靴」です。特に初心者にとっては、靴選びがそのまま登山の成功と失敗を左右すると言っても過言ではありません。ここでは、低山から中山(標高1,000〜2,000m程度)でのトレッキングに適した登山靴の選び方を分かりやすく解説します。
 

まず注目すべきはカットの高さです。登山靴にはローカット、ミッドカット、ハイカットの3タイプがありますが、初心者にはミッドカットがおすすめです。くるぶしをしっかりと保護しつつ、足首の可動域もある程度確保できるため、歩きやすさと安定性のバランスが良好です。特に岩場や木の根が多い登山道では足首のねじれを防げるので、ケガのリスクも軽減されます。
 

次に注目したいのがソールの硬さとグリップ力。初心者の場合は、アスファルトや林道も含む幅広い地形に対応できる中程度のソール硬度が適しています。アウトソールにはビブラムソールなど信頼性の高い素材が使われているモデルを選ぶと安心です。また、雨天時や沢沿いの登山道では滑りやすくなるため、しっかりとしたラグパターン(溝の形)が施されているものが望ましいです。
 

加えて、初心者が見落としがちなのがフィット感。登山中に足が痛くなる原因の多くは、靴のサイズが合っていないことによります。登山靴は夕方など足がむくみやすい時間帯に試し履きするのがおすすめです。足の長さだけでなく足幅(ワイズ)にも注意し、実店舗での試着を推奨します。

最後に、防水性と通気性のバランスも大切です。梅雨や朝露、ちょっとした雨にも対応できるゴアテックス(GORE-TEX)素材は信頼性が高く、快適性も確保できます。ただし、完全防水=蒸れやすいという側面もあるため、靴下選びやこまめな靴の換気も心がけましょう。

登山靴選びは、見た目よりも「自分の足に合うか」が最優先。安心して山を楽しむためにも、慎重に選びたいアイテムです。

2025年注目の登山靴おすすめモデル【定番編】

登山初心者が最初に手に取るべきなのは、信頼性が高く実績のある“定番モデル”。ここでは2025年のトレンドを押さえつつ、性能・価格・履き心地のバランスに優れたおすすめ登山靴を紹介します。

モンベル「ツオロミーブーツ」

日本の登山シーンに最もフィットする設計で、エントリーモデルとして不動の人気を誇る一足。ミッドカットで足首をしっかりサポートしつつ、軽量な構造が魅力です。ゴアテックス素材を採用し、防水性・透湿性ともに優れ、雨の多い日本の気候でも安心。ソールは適度な硬さで、初心者でも歩きやすく、登山道だけでなくアプローチも快適です。

サロモン「X Ultra 4 Mid GTX」

トレイルランニングのノウハウを取り入れた設計で、驚くほど軽快な履き心地。特に下山時のグリップ性能に定評があり、初心者の転倒リスクを軽減してくれます。女性モデルも豊富で、フィット感の良さが際立つ点も魅力。防水性能はもちろん、見た目もスタイリッシュで街履きにも使える万能モデルです。

キャラバン「C1_02S」

日本人の足型に合わせた「ワイドラスト」設計で、フィット感に不安を抱える人にもおすすめ。ミッドカットで安定性が高く、クッション性の高いソールが足への負担を和らげます。価格も手頃でコストパフォーマンスは抜群。初めての一足として安心して選べるモデルです。

ノースフェイス「クレストンミッド フューチャーライト」

最新の防水透湿素材「FUTURELIGHT」を採用し、蒸れにくく快適な履き心地を実現。軽量ながらも耐久性に優れ、日帰り登山や1泊2日の山小屋泊にも最適です。アウトソールのグリップ力も高く、濡れた岩場や土道でもしっかりと踏ん張れます。都会的なデザインも人気のポイント。

個性派に人気!玄人好みの登山靴セレクション

登山に慣れてくると、「人と同じ靴はちょっと…」「より自分のスタイルに合う靴が欲しい」という声が増えてきます。そんなこだわり派や“通”に人気のモデルは、性能だけでなく、デザインや素材、製法にも個性が光ります。ここでは、登山歴が浅くても“通好み”な装備に惹かれる初心者向けに、性能とセンスを兼ね備えたユニークなモデルをご紹介します。

スポルティバ「TX5 GTX」

イタリアの名門スポルティバが手がけるアプローチシューズ寄りのミッドカットモデル。剛性の高い構造と厚めのソールが特徴で、岩場や不整地での安定感が抜群です。足首のホールド力が高く、重装備の縦走登山にも対応可能。ゴアテックス仕様で防水性も申し分なし。やや硬めのソールは慣れが必要ですが、“本格派への入り口”としても最適です。

LOWA(ローバー)「レネゲード MID GTX」

ドイツ発の登山靴ブランドLOWAは、クラフトマンシップと快適性に定評があります。レネゲードは軽量かつ安定感に優れ、全天候対応の万能選手。柔らかすぎず硬すぎないソール設計は、登山初心者でも“道具としての良さ”を実感できるはず。足入れの瞬間にわかる上質なフィット感も魅力のひとつです。

アルトラ「Lone Peak Hiker 2」

トレイルランニング界で話題のブランド「アルトラ」が手がける、ゼロドロップ設計のハイキングシューズ。かかととつま先の高低差がゼロ=“素足感覚”で歩けるのが最大の特徴。足裏感覚を大事にするナチュラル志向の登山者に人気です。一般的な登山靴よりもややクセがありますが、軽量で柔らかく、慣れると手放せないという声も多数。
 

これらのモデルは、万人向けではないものの、登山を“装備”で楽しみたい人にはうってつけ。使いこなせば、登山靴の奥深さと自分の足との対話が楽しくなってきます。

登山靴を購入する際のチェックポイント

「どの登山靴を選ぶか」はもちろん重要ですが、それと同じくらい大切なのが「どう選ぶか」というプロセスです。初心者が見落としがちなポイントも多く、ここでつまずくとせっかくの登山が台無しに…。そこで、購入前に押さえておきたい実践的なチェック項目を解説します。
 

サイズ選びは“+0.5cm”が基本

登山では足がむくんだり、下り坂でつま先が前方に圧迫されたりするため、普段履きより0.5〜1.0cmほど大きめのサイズを選ぶのがセオリーです。ただし、単にサイズ表記だけを見るのではなく、実際に試し履きをして「足先に少し余裕があり、かかとはしっかり固定される」感覚が理想。店頭で中敷きを抜き出し、足を置いて前後の余白を確認するのも有効です。
 

試着は午後〜夕方がベストタイミング

足のサイズは時間帯によって変化します。特に午後から夕方にかけては、歩き疲れやむくみで足がやや大きくなっていることが多いため、この時間帯に試着するのがおすすめです。登山当日の状況に近い状態で靴を選べば、より確かなフィット感が得られます。
 

靴下は“登山用”でフィッティング

試着時には、実際に登山で使用する予定の登山用ソックスを履いて挑みましょう。通常の靴下とは厚みや素材が異なるため、これを怠るとサイズ感がズレてしまいます。また、靴下も含めて快適なフィットを得るには、ウールやクッション性のある素材が理想的です。
 

室内試着でも“歩いて曲げて”チェック!

登山靴は新品だと特に硬めの履き心地になります。室内試着では、単に立つだけでなく、つま先立ち・しゃがむ・階段を登るなどの動作を試しましょう。歩いてみた際の“甲の当たり”“踵の浮き”“つま先の余裕”は、長時間の登山を想定した重要なポイントです。
 

不安なら専門店へ!店員のアドバイスは宝

最近ではネット購入も主流になりつつありますが、初心者にはやはり登山用品の専門店での購入をおすすめします。足の形状や歩き方を見てアドバイスしてくれる店員の存在は、オンラインにはない大きな安心材料。気になるモデルが複数ある場合は、事前に候補を絞ってから店舗で履き比べるとスムーズです。

快適な登山のために|靴と一緒に揃えたい関連アイテム

登山靴を選んで終わり、ではありません。足元の快適性をさらに高めるには、関連アイテムの工夫がとても重要です。特に初心者こそ、「ちょっとした差」で疲労感や満足度が大きく変わります。ここでは登山靴とセットで用意しておきたい、実用性の高いアイテムを厳選してご紹介します。
 

登山用ソックス|靴との一体感を高める必需品

靴と足のフィット感を高め、マメや擦れを防ぐうえで、登山用ソックスは最重要アイテムの一つです。一般的な綿の靴下では汗を吸って冷えたり、蒸れによるトラブルを引き起こす可能性があります。メリノウールや化繊素材のソックスは吸湿性・保温性・耐久性に優れており、足全体をやさしく包み込んでくれます。クッション性の高い厚手タイプを選ぶと、長時間歩いても快適です。
 

インソール(中敷き)|足裏サポートで疲労軽減

標準で付属しているインソールは、万人向けに作られているため、足裏の形状に合わないことも少なくありません。登山用の高機能インソールを導入すれば、アーチサポートや衝撃吸収性が大きく向上し、膝や腰への負担を軽減できます。特に偏平足や外反母趾に悩む方にはおすすめ。フィット感を自分好みにカスタマイズできる、快適登山の裏ワザです。
 

防水スプレー|靴の寿命と快適性を守る

いくら防水素材の靴を使っていても、使うたびにケアをしなければ性能は徐々に低下していきます。防水スプレーは登山靴の撥水性能を維持するためのメンテナンスアイテムとして必須。登山前日に靴全体にまんべんなく噴霧しておくことで、泥や雨を弾き、汚れもつきにくくなります。スエードやレザー専用のものもあるので、素材に応じて使い分けましょう。
 

ゲイター(スパッツ)|砂・泥・雪をシャットアウト

登山道には思いがけない水たまりやぬかるみがあるもの。ゲイターは靴とパンツの隙間をガードし、砂利や泥水の侵入を防いでくれる便利グッズです。特に雨天登山や冬山ハイクでは必須レベルのアイテム。軽量で脱着しやすいタイプも多く、ザックにひとつ忍ばせておくと安心感が違います。
 

登山は「足元から整える」ことが基本。靴に加えてこうした関連アイテムを揃えることで、快適さと安全性が一段とアップします。最初は荷物が増えるように感じるかもしれませんが、それ以上に得られる安心感と快適性は計り知れません。

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