更新:2025.10.24 作成:2025.10.24

思わず息をのむ絶景。写真好きにおすすめしたい「日の出・夕焼け」が美しいキャンプ場【関東編】

関東で日の出や夕焼けの絶景写真を撮りたい方必見!ほったらかしキャンプ場、浩庵キャンプ場、大洗サンビーチキャンプ場など、初心者でも行きやすい絶景スポットを厳選紹介。撮影のコツ、アクセス方法、費用、ベストシーズンまで実体験をもとに詳しく解説します。
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「キャンプで思わず息をのむような絶景写真を撮りたい!」そんな風に思ったことはありませんか?SNSで見かける美しい日の出や夕焼けの写真を見て、「私もこんな写真を撮ってみたいな」と憧れを抱く写真好きの方も多いはず。でも実際には「どこのキャンプ場が絶景スポットなの?」「初心者でも行きやすい場所はあるかな?」と迷ってしまいますよね。私も最初はそうでした。

この記事では、写真好きのYAGAIライターが厳選した、初心者でも行きやすい関東の「日の出・夕焼け」絶景キャンプ場を紹介します!撮影のコツから実践的なアクセス情報、持ち物まで、実体験をもとにお伝えするので、きっとあなたの「最高の一枚」を撮るお手伝いができるはずです。

なぜ絶景キャンプは「写真好き」を魅了するのか?

日常では出会えない「光のマジック」

写真好きがキャンプにハマる理由、それは「ゴールデンアワー」や「マジックアワー」という特別な時間に出会えることなんです。ゴールデンアワーとは日の出・日の入りの前後約1時間の、太陽の光が黄金色に輝く時間帯のこと。マジックアワーは日没後や日の出前の、空がグラデーションに染まる幻想的な時間のことなんですよね。

街中では建物に遮られてなかなか見ることができない水平線や山際からの日の出、湖面に映る「逆さ富士」、星空から朝焼けへと変わりゆく空の色。こうした自然の「光のマジック」を間近で体験できるのが、絶景キャンプ場の醍醐味です。テントのすぐそばで、カメラを構えてその瞬間を待つ時間は、本当に贅沢な体験なんです。

初心者向け!絶景撮影のための「ゆるっと準備術」

「絶景撮影って難しそう...」と思っている初心者の方、安心してください!最低限これだけあれば大丈夫という「ゆるっと準備」をお教えします。まず必須なのが三脚です。日の出や夕焼けの撮影では、カメラを固定することで手ブレを防げますし、構図もじっくり決められます。安いもので十分なので、まずは一台用意してみてください。

次に大切なのが防寒対策。早朝や夜間の撮影は思っている以上に冷え込みます。ダウンジャケットやブランケット、ホッカイロがあると安心ですね。そして意外と忘れがちなのがヘッドライトと予備バッテリー。暗い中での移動や機材の操作、長時間の撮影でバッテリーが切れることも多いんです。私も最初の頃、寒さでカメラのバッテリーがすぐになくなって焦った経験があります(笑)。

【厳選】写真好きにおすすめ!関東の「日の出・夕焼け」絶景キャンプ場

ほったらかしキャンプ場(山梨県)- 富士山と日の出、そして温泉

関東で絶景キャンプといえば、まず名前が挙がるのがこの「ほったらかしキャンプ場」です。標高700mに位置するこのキャンプ場は、富士山を正面に眺められる最高のロケーション。何より素晴らしいのが、富士山から昇る日の出を見ることができることなんです。雲海が発生した日には、まさに天空のキャンプ場という感じで、写真映えは間違いなしですよ。

撮影のおすすめポイントは、各サイトから富士山が見えるように設計されているところ。特に「ほったらかしサイト」からの眺めは格別で、テントと富士山を一緒にフレームに収めることができます。ベストシーズンは空気が澄んでいる秋から冬にかけて。この時期は富士山がくっきりと見え、朝焼けに染まる赤富士も狙えます。

【実践的情報】アクセスは、JR中央本線山梨市駅からタクシーで約25分、車なら中央自動車道勝沼ICから約30分です。費用はサイト利用料(区画サイト2,300円〜、ダイノジサイト・ほったらかしサイト3,800円〜)と宿泊料(平日:大人2,000円、小学生1,000円/休前日:大人2,500円、小学生1,000円)が必要です。標高が高いので早朝は冷え込みが厳しく、防寒着は必須。でも嬉しいのが、隣接する「ほったらかし温泉」が日の出の1時間前から営業していること。撮影後に温泉で温まれるなんて、最高の組み合わせですよね!

浩庵キャンプ場(山梨県)- 湖面に映る日の出と逆さ富士

続いてご紹介するのは、本栖湖畔にある「浩庵キャンプ場」。こちらはアニメ「ゆるキャン△」の聖地としても有名で、多くのキャンパーが訪れる人気スポットです。ここの魅力は何といっても、千円札の裏面にも描かれている「逆さ富士」と朝日のコラボレーション。本栖湖の北西岸に位置するこのキャンプ場からは、南東に富士山を望むことができ、風のない穏やかな朝には、湖が鏡のように富士山と日の出を映し出します。その美しさには思わず息をのんでしまいます。

リフレクション撮影のコツは、なるべく湖面に近い位置から撮ること。湖畔サイトを確保できれば、テントのすぐ前から撮影できますが、人気が高いので早めの予約がおすすめです。早朝の「マジックアワー」には、空がオレンジからピンク、紫へと変わりゆく様子を楽しめ、その色彩が湖面にも反映されて幻想的な風景を作り出します。富士山から昇る朝日と、それが湖面に映り込む「ダブル富士」は、この場所ならではの絶景なんです。

【実践的情報】アクセスは、JR身延線下部温泉駅から身延町営バス(土日祝のみ運行)、または車で中央自動車道河口湖ICから約40分。費用は入場料(大人700円〜1,000円、小学生400円〜600円)、テント設営料1,100円〜1,400円、駐車料1,100円〜1,400円で、チェックイン時間や曜日により変動します(平日15時以降チェックインが最もお得)。予約は60日前から可能で、予約制なので事前の確認が必須。ベストシーズンは風が穏やかな春と秋で、特に早朝の湖面が静かな時間帯が狙い目。冬期は周辺道路が凍結するため冬用タイヤが必須で、私も一度ノーマルタイヤで行って入場を断られた苦い経験があります(汗)。湖畔サイトは人気が高いので、早めの予約がおすすめです。

大洗サンビーチキャンプ場(茨城県)- 太平洋から昇る圧巻の日の出

山の景色もいいけれど、海からの日の出も撮ってみたい!という方におすすめなのが「大洗サンビーチキャンプ場」です。太平洋を一望できる高台に位置するこのキャンプ場では、水平線から昇る力強い日の出を楽しめます。海からの日の出は山とはまた違った迫力があり、写真好きなら一度は撮っておきたい被写体ですよね。

撮影ポイントは、海が見えるサイトやキャンプ場内の展望スポット。太平洋の水平線から昇る朝日は本当に圧巻で、海沿いならではの雲の動きや、朝日に照らされる波しぶきなど、ダイナミックな自然の表情を捉えることができます。また、夕方には西側の筑波山方面に沈む美しい夕日も楽しめるので、日の出と夕焼けの両方を一度に楽しめる贅沢なキャンプ場なんです。

【実践的情報】アクセスは、JR常磐線大洗駅から車で約10分、北関東自動車道水戸大洗ICから約15分と比較的アクセスしやすい立地です。入場料は大人500円、子ども(5〜15歳)300円で、サイト利用料は電源付きサイト5,000円〜、電源なしサイト3,000円〜となっています(シーズンにより変動)。海風対策として防寒具は必須で、特に三脚は風で倒れないよう重りを付けるなど工夫が必要です。夏の海水浴シーズンや春の潮干狩りシーズンは混雑するので、撮影目的なら秋から冬の平日がおすすめです。

まとめ:最高の「瞬間」をキャンプで撮ってみよう

まずは「撮りたい景色」を決めることから

関東には富士山、湖畔、海と、それぞれ違った魅力を持つ絶景キャンプ場がたくさんあります。まずは自分がどんな写真を撮りたいのかを明確にしてみてください。雄大な富士山と日の出のコラボが撮りたいなら山梨県のキャンプ場、湖面のリフレクションを狙うなら湖畔のキャンプ場、ダイナミックな海の日の出なら海沿いのキャンプ場というように、撮りたい景色に合わせてキャンプ場を選ぶのがコツです。

準備を万全にして、安全に絶景を楽しもう

絶景撮影で最も大切なのは天候チェックです。せっかく遠出しても雲に覆われて日の出が見えない、なんてことも珍しくありません。天気予報だけでなく、雲の動きや風の強さもチェックして、ベストなタイミングを狙いましょう。また、早朝や夜間の撮影では安全第一。ヘッドライトを忘れずに持参し、足元に気をつけて移動してくださいね。

関東近郊には素晴らしい絶景キャンプ場がこんなにもたくさんあります。写真好きの皆さん、まずは今週末の天気とキャンプ場の予約状況をチェックしてみませんか?きっとあなただけの「最高の瞬間」を撮ることができるはずです。自然の中で迎える日の出や夕焼けは、写真に収めるだけでなく、心にも深く刻まれる特別な体験になりますよ!

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