更新:2026.10.18 作成:2026.10.17

埼玉の親子サイクリングコース5選|車道と分かれた道を走る

埼玉県内で車道と分かれた自転車道や公園内のコースを5つ紹介。森林公園と入間川・江戸川・利根川・荒川の自転車道の長さと起点、子連れで休憩しやすい公園、貸し自転車、工事による迂回区間をまとめました。
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子どもが自転車に乗れるようになると、どこか広いところで思いきり走らせてあげたくなりますよね。でも近所の道は車が多くて、親は後ろからずっとハラハラ…ということになりがちです。そんなときに頼りになるのが、車道と分かれた自転車道や、公園の中のサイクリングコースです。

この記事では、埼玉県内で車を気にせず走れるコースを5つ選びました。どれも県や公園の公式の案内で、名前と長さ、起点を確かめたものです。子ども連れで休憩しやすい場所と、いま工事で迂回になっている区間もあわせて紹介しますね。

子どもと走るなら「車の来ない道」から選ぶ

川の堤防の上に続く自転車道

埼玉は平らな土地が広く、大きな川も多いので、自転車で走りやすい道がそろっています。まずはどんな道があるのか、子連れで選ぶときにどこを見ればいいのかを整理してみますね。

埼玉には川沿いの自転車道が6本ある

埼玉県の案内では、県内の大きな自転車道として利根川・荒川・比企・入間川・芝川・江戸川の6本が紹介されています。多くは川の堤防の上や河川敷を通る道で、車の入ってこない区間が長く続くのが魅力です。県はこれらをまとめたサイクリングロードマップも出していて、休憩できる公園やトイレの場所が地図に載っています。

ただ、6本すべてが小さな子ども向きというわけではありません。街なかを通る区間には、車道を横断する場所や、自転車を降りて渡るよう案内されている交差点が多いところもあります。今回は、横断が少ない区間や、大きな公園を拠点にできる場所を中心に4本を選び、公園の中を走るコースをひとつ加えました。

見ておきたいのは「休憩」と「工事」

子どもと走るときに大事なのは、走れる距離よりも途中で休める場所があるかだと思います。トイレや水飲み場のある公園が近くにあれば、親としてもかなり気が楽です。

もうひとつ見ておきたいのが工事です。2026年10月の時点で、利根川・荒川・江戸川の自転車道には、堤防の工事のために迂回になっている区間があります。迂回路が一般道になるところもあるので、子連れではその区間を避けて計画を立てるのが安心かなと思います。

埼玉の親子サイクリングコース5選

紅葉の林の中を通る、車の来ないサイクリングコース

ここからは5つのコースを紹介します。貸し自転車の営業日や工事の状況は変わることがあるので、出かける前に必ず公式の情報を見てくださいね。

コース子連れの拠点長さ子連れで助かる点
国営武蔵丘陵森林公園のサイクリングコース園内のサイクリングセンター(滑川町)1周約13.5km園内だけを走る・子ども用の貸し自転車あり
入間川自転車道安比奈親水公園(川越市)全長22.8km沿道に公園が多く休憩しやすい
江戸川自転車道みさと公園(三郷市)全長約37km起点の公園に大型の木製遊具
利根川自転車道加須サイクリングセンター(加須市)県内48.9km土日祝は自転車を無料で借りられる
荒川自転車道吉見総合運動公園(吉見町)全長45.9km広い河川敷の公園から走り出せる

国営武蔵丘陵森林公園のサイクリングコース(滑川町)

小さな子どもと初めて行くなら、まずここをおすすめしたいです。公園の中に1周約13.5km、全長約17kmのサイクリングコースがあり、林の中を走るので車の心配がありません。コースは一方通行(一部は対面通行)で、アップダウンや急なカーブもあるので、子どものすぐ後ろについてスピードを見てあげてください。

自転車は園内のサイクリングセンターで借りられます。基本料金は3時間で大人600円、中学生以下350円。子ども用は12インチ(身長80〜110cmが目安)から24インチまであり、子ども乗せ付きの自転車もあります。借りた人はヘルメットも無料で借りられます(数に限りあり)。ただし、補助輪付きの自転車はサイクリングコースを走れません。

疲れたら、コース沿いの駐輪場に自転車を止めて、展望レストランや渓流広場などでひと休み。入園料は大人450円で中学生以下は無料、普通車の駐車料金は700円です。11月の開園は9時30分〜16時30分なので、秋は早めに走り出しましょう。

入間川自転車道(川越市〜狭山市)

川越市で荒川自転車道とつながり、狭山市まで入間川に沿って続く全長22.8kmの自転車道です。県の案内では「川沿いの公園がいっぱい」「公園の中を通るから休憩を取りやすい」と紹介されていて、橋などとの交差部で一時停止する箇所が少ないのも特徴です。

拠点にしやすいのは、川越市の安比奈親水公園。8か所の広場がある大きな河川敷の公園で、県のマップではトイレや水飲み場の印が付いています。ここから少し走って戻ってくるだけでも、子どもには十分な冒険になると思います。ただ、地図には急な坂やカーブの注意、県道を横断する場所の表示もあるので、そこでは一度止まってから進みましょう。

江戸川自転車道(三郷市〜幸手市)

三郷市のみさと公園から幸手市まで、江戸川沿いに約37km続く自転車道です。県の案内によると、道幅は平均的に広めで、大きな橋の下はくぐって通り抜けられるつくり。橋のたもとで車道を横切らずに済むのは、親としてはうれしいところですね。

起点のみさと公園には県内最大級の大型木製遊具があり、トイレや自動販売機、ベンチもそろっています(駐車場は有料)。走るのに飽きたら遊具で遊ぶ、という流れが作りやすいのも魅力です。なお、松伏町の一部区間は堤防の工事のため、2028年3月末まで迂回になる予定です。

利根川自転車道と加須サイクリングセンター(加須市)

埼玉県の北の端を利根川に沿って走る、県内でいちばん長い自転車道です。県内だけで48.9kmあり、その先は群馬県まで続いています。道の駅が近いのも特徴です。なお、深谷市の小山川橋付近は自転車歩行者専用道路ではなく、車も通ります。

加須サイクリングセンターでは、自転車を無料で借りられます。開館は土日祝日だけ(12月29日〜1月3日は休館)で、貸し出しの受付は9時〜16時、返却は16時30分まで。借りるときは身分証明書などの提示が必要で、台数にも限りがあります。子ども用の自転車があるかは案内に書かれていないので、気になる人は事前に問い合わせてみてください。

注意したいのは、行田市から羽生市にかけての区間が、2027年3月末ごろまでの予定で、堤防の工事のため通れないこと。迂回路は一般道なので、子連れではセンターの周りを走って折り返すくらいがちょうどいいと思います。

荒川自転車道(吉見町のあたり)

さいたま市から滑川町の武蔵丘陵森林公園まで続く全長45.9kmの自転車道で、県の案内では県内の自転車道で利用者がいちばん多いとされています。じつは、ひとつめに紹介した森林公園がこの道の終点なんです。ただ、川越市のあたりの区間は堤防の工事のため2030年3月まで迂回の予定なので、子連れでは北のほうの区間を選ぶのがいいかなと思います。

拠点にしやすいのが、吉見町の吉見総合運動公園です。荒川の河川敷にある県営の公園で、駐車場は376台。県のマップでは管理事務所にトイレや水飲み場の印があります。吉見町と鴻巣市の間には、荒川の川幅が日本一(2,537m)とされる地点もあるので、「日本一の川幅を見に行こう」と誘うと、子どもも乗り気になってくれるかもしれません。

子どもと走る日の準備と注意

ヘルメットと水筒を準備する様子

コースが決まったら、あとは準備です。車が来ない道だと、親もつい気がゆるみがち。出かける前に確かめておきたいことをまとめました。

ヘルメットと自転車保険は出発前に

2023年4月からは、年齢にかかわらず、自転車に乗る人全員にヘルメットをかぶる努力義務があります。子どもはもちろん、親も一緒にかぶると「なんでぼくだけ」と言われずに済みますよ。

もうひとつ、埼玉県では2018年4月から自転車保険への加入が義務になっています。対象は県内で自転車に乗る人すべてで、県外から乗り入れる場合も含まれます。家族全員の分が入っているか、出かける前に一度見ておくと安心です。

距離は「行きは半分」で考える

子どもの「もう疲れた」は、たいてい急にやってきます。川沿いの一本道は、行ったぶんだけ帰り道も長いので、まだ走れそうなうちに折り返すのがコツです。我が家でも、行きに張り切りすぎて、帰りは親が子どもの自転車を押して歩く…ということになりがち。走れそうな距離の半分くらいで引き返すつもりでいると、ちょうどいいかなと思います。

飲み物とおやつは多めに持っていきましょう。堤防の上は日陰が少なく、風をさえぎるものもないので、季節によっては暑さや寒さが思った以上にこたえます。秋から冬は、脱ぎ着しやすい上着を1枚持っておくと便利ですよ。

歩いている人もいる道だと覚えておく

自転車道といっても、散歩やジョギングの人も使っています。県の案内でも、サイクリングロードは歩行者が優先で、スピードは控えめにするよう呼びかけています。前に人がいたら、スピードを落として間をあけて通るように、出発前に子どもと約束しておきましょう。

親子で並んで走りたくなりますが、並んで走るのは原則として交通ルールで禁止されています。一列になって親が子どもの後ろにつくと、ふらつきや速度が見えて声もかけやすいですよ。

まとめ

公園の芝生でひと休みする親子

埼玉で親子サイクリングをするなら、まだ小さい子は森林公園の園内のコースから、長く走れるようになってきたら川沿いの自転車道へ、という順番で考えると選びやすいと思います。休める公園を拠点にして、子どもが楽しいうちに切り上げるのがいちばんの安全策です。

貸し自転車の営業日や工事による迂回は、時期によって変わります。出かける前に県や公園の最新の案内を確かめて、ヘルメットと保険の準備もお忘れなく。車を気にしないで走れる道なら、子どもの「もっと走りたい!」に、親も笑顔で付き合えるはずです。

よくある質問(FAQ)

駐輪場に並ぶ子ども用自転車

補助輪付きの自転車でも走れますか?

国営武蔵丘陵森林公園では、補助輪付きの自転車はサイクリングコースを走れません。コース以外の場所なら、保護者が付き添えば利用できるとされています。まだ補助輪が取れていない子は、子ども乗せ付きの貸し自転車に親と一緒に乗る方法もあります。子ども乗せに乗れるのは2歳から、重さ20kgまでです。

自転車を持っていなくても楽しめますか?

国営武蔵丘陵森林公園では、12インチから24インチまでの子ども用の自転車を有料で借りられます。利根川自転車道の加須サイクリングセンターは無料で借りられますが、開館は土日祝日だけです。どちらも出かける前に公式の案内で確かめてください。

冬でも走れますか?

国営武蔵丘陵森林公園は冬も開園していますが、12月から2月は9時30分〜16時と時間が短くなり、休園日がある月もあります。加須サイクリングセンターは12月29日から1月3日まで休館です。寒い日は子どもの手袋も忘れずに。

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