更新:2018.7.31 作成:2018.7.24

山と谷川で過ごそう!渓流釣りの魅力

美しい山々と谷川に一日身を浸し、清冽な流れに中から魚を釣り上げる至福の一時。難しく堅苦しいイメージがある渓流釣りですが、そのイメージを吹き飛ばすような魅力をお伝え致します。
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目次
  1. 渓流釣りの魅力
  2. 知っておきたい渓流釣りの基礎
  3. 道具について
  4. さあ釣ってみよう!
  5. 注意すべきこと
  6. 危険生物に注意
  7. 素晴らしい渓流ライフを

渓流釣りの魅力

自然と谷川で元気を取り戻そう!

ストレスを抱えている人には絶対にお勧めです。谷川と緑と渓流魚が元気つけてくれます。
せめぎあう水と水がたてる荒々し瀬音が、頭と心の壁を壊し、気持ちのいい大きな窓を開けてくれるでしょう。川筋にそって吹きそよぐ涼風と青葉がやさしくいたわってくれます。
谷川へたどりつけば、流れを見るなりに鬱屈していた気分が晴れ上がってびっくりするくらいの元気が沸いてくるはずです。

難しさ

渓流釣りは釣りの中でも難しい部類に属する釣りだと言われています。ですが言われているほど難しい釣りは思いません。では簡単かと聞かれると容易には応えられませんが、趣味とするには程よい難易度であると思います。あまりに容易すぎては面白みに欠けてしまうと思います。そこそこの奥深さがあって、はじめて飽きることなく続けられるものだと思います。

何故難しいのか

渓流釣りが難しいとされるのは、ひとつには釣ろうとする渓流魚の特性に起因しています。
谷川の夏でも冷たい清冽な流れに生息するイワナ、ヤマメ、ニジマスという魚はとても警戒心が強く、人の気配を感じると素早く川底に身を潜めてしまいます。
したがって釣ろうとする魚がとても釣りにくい相手だということであり、釣りの技術自体は高度な技術を要求されている訳ではありません。

谷川という場所

技術的な難しさを探して言えるならば、釣り場が谷川である点です。
激しい流れの中に大小様々な岩が点在、水はくねり、渦巻き、他の流れと絡み合い、複雑な流れを形成しています。この流れのためにはじめは仕掛けを流しにくいと感じるためです。静かな水面とは違い、流れに沿い仕掛けは移動、竿の長さ分までしか流せません。

知っておきたい渓流釣りの基礎

渓流魚とは

ヤマメ

パーマークが鮮やかで美しく、渓流魚の中では一番警戒心が強い魚で、一度警戒するとその日一日は何も食べず隠れていることもあります。

イワナ

川の最減流域に生息し、かなりの食いしん坊。ヘビやカエルまで自分より大きいものまで飲み込んでしまうことがあります。灰白色の斑点が特徴です。

ニジマス

北米大陸の太平洋岸が原産地。日本には100年以上前にとして移入されゲームフィッシングとして楽しまれています。管理釣り場や釣堀で放流され釣れる魚ですが、そこから逃げ出した個体が谷川で釣れることがあります。

脈釣りが主流

脈釣りは細い釣り糸で脈をとるように魚のアタリを聴く。アタリが読めたらすばやく合わせるためこの名前が付いています。一般的には4.5m以上の竿を使用、川虫などの生きた餌を自然に流して餌に見せかけて釣る。渓流で最もポピュラーな釣り方です。

餌について

脈釣りではどの餌が一概によいとは言えなく、時期によって川によって変わってきます。
そのため二種類以上の餌を使い分ける必要があります。中でも川虫を主力にし、もう一つを市販のぶどう虫を用意するのがベストです。

川虫

川虫とは、オニチョロやクロカワ虫といった水生昆虫であり、成虫になるとヒラタカゲロウやトビケラ等の虫になる、言えばトンボの成長と似た昆虫となります。採取の仕方は、川虫用の網を使えば楽で、釣具やで安く入手が可能です。この網を水際や浅瀬などに沈んでいる石の下に置き、足で石を転がし、ひっくり返したり、揺すると石についている川虫が流され網に収まるというものです。

川虫種類

オニチョロ(キンパク)

体長2cmほどになる大型カワゲラの幼虫で、赤茶色や黒色、模様の入ったものもいます。幼虫期の長さには種によってばらつきがあり、夏になっても大型の物が採取出来ることが出来ます。

クロカワ虫

クロカワムシは、トビケラの幼虫で、採取できる時期は春先から夏前。岩の裏に、砂などを固めて巣を作っています。体長が4センチを超える個体もいるため、大物狙いも期待できます。

ヒラタ

ヒラタカゲロウの幼虫で、こちらも流れの速い浅瀬の岩の裏に生息しています。初夏に成虫になるため、春先に採取する事ができます。この川虫のほうが一般的に見る川虫といえます。

カワムカデ

ヘビトンボの幼虫で、頑丈なあご、ムカデそっくりな見た目からカワムカデと呼ばれており、中流域より上流に生息しています。サイズが大きいため、大型を狙う際は効果的な川虫ですが、噛まれる危険があるので、採取の際はピンセットなどを利用しましょう。
 

市販の餌

ぶどう虫

ほとんどの釣具屋で500円~600円で販売しています。渓流ではオールマイティに使われる餌で、他の餌で食いつきが悪くなった場合や、水の濁りがある時に効力を発揮してくれる餌です。
 

いくら

こちらも渓流ではポピュラーな餌。瓶詰めやパック入りなどが釣具店には置いてあり、適度な硬さになっています。針に付ける場合、粒の中にあるオレンジの目を刺すと潰れやすいので避けて刺し、2~3粒つけます。

道具について

基本的な渓流の道具で釣るに必要なのは、カーボン竿、糸、目印、オモリ、ハリス、針です。
そのほかあると便利な道具では、餌箱、ウエストバック、ウェーダーとなります。

竿

竿にあっては、長さ4.5mあたりのカーボン竿がベストです。これ以上になると初心者には操作しにくくなるほか目印も遠くなり読みにくくなります。これより竿が短いとなるとその分、魚に近づかなければなりませんし、より歩行も慎重になってしまいますので、それを補うための長さとしてこのあたりが良いと思われます。

糸、ハリス

竿につける糸には、竿からつける天井糸、中腹につける道糸、道糸から針までを結ぶハリスというものに分けられます。糸には号数というものがあり、太さに種類があります。糸を使い分けなくてもハリス1本のみの仕掛けでも釣れますし、道糸とハリスだけでも良いでしょう。正直、何号のものを使うとは断言しづらく、魚に気取られない太さで、ある程度大物が掛かっても安心できるも物となると0.5号あたりが妥当になってくるでしょう。

目印

目印は仕掛けをどこに流しているのか、糸の場所を見やすくするものです。この目印の位置によって仕掛けの沈める深さを変えたり、また目印の動きによってアタリの判断もすることになります。
 

オモリ

魚のいるところまで餌を沈める役割をするものです。狙ったポイントに正確に打ち込むためにもオモリは不可欠になってきます。オモリにも種類と号数があり、目安としては、水深30~50cmくらいであれば1号から3号、一段低くなったところで水深1メートル以上ではB以上のオモリが必要になってきます。

渓流釣りには、ヤマメ鈎、イワナ鈎、マス鈎など、魚の口にあわせたものや、川虫用、イクラ用などの餌にあわせたものがあります。結論から言いますと渓流用であればどの鈎でも構いません。メーカーが魚の口にあわせて決めたということで、その魚専用の鈎を使用しなけば釣れないということは無く、目安としてはなるべく繊細なほうが良く、ヤマメ鈎の6号、6.5号、7号あたりが良いでしょう。

脈釣りの通し仕掛け

基本的には川幅、深さ、流れ、木々の状況等のシチュエーションによって仕掛けは変わってきますが、
標準的な仕掛けとすれば下記の図のようになります。脈釣り仕掛けの道糸は竿よりも20~30cm短くします。これは魚を取り込みやすいだけでなく、竿の操作を楽にするためです。

さあ釣ってみよう!

川への流し方

まずは川の流れにそって同じ速度で流すことが重要です。流している糸にテンションが掛かりすぎていたり弛みすぎたりせず、ほぼ竿の先端から糸が垂直なることを注意しながら流してください。

竿からアタリとは違う振動

竿を流している間、アタリとは違うバイブレーションがある場合は、オモリが川底にあたって流れている場合があります。その場合は目印を下にずらし、川の深さと糸を沈める深さの調整を行なってください。または鈎が根がかりを起こし、糸が水の流れで振動している可能性もありますので、その時は一度竿を上げてみましょう。

アタリの反応

アタリの反応を容易に判断できないのが渓流釣りです。判断基準になるのは目印です。
目印が1センチ以上下に動いたり、川の流れとは別の方向に進んだりとする場合はあたりの可能性があります。渓流魚は餌に違和感があるとすぐに吐き出します。時間にして0.5秒で1センチの変化しかありません。なので、僅かな変化があれば積極的に合わせてみてください。

魚のいるポイント

魚は結構賢く、自分で体力を消耗しないように流れてきた餌を捕食します。したがって流れがある本流には待ち構えておらず、本流から横に外れた流れの緩やかな淵とよばれる場所にいます。下の図ではある川の場所ですがポイントとしては赤丸の位置になります。

滝の落込みや流込み

滝の落込みや水が少し高い所から流れてくる流込みもポイントになります。淵同様、水の落ちてくる、流れてくる直下には待っておらず、その横の流れがあまり無いところに待ち構えています。また水深が深ければ、水中の底側は見た目より流れがないので落込みや流込みの底側に待ち構えている場合があります。

注意すべきこと

遊漁券が必要

遊漁券が必要な川もあります。遊漁券は漁業権を免許されている漁協がある川で、漁業権の対象魚種を釣る場合には、漁協の定める遊漁規則に則って遊漁料を支払って遊漁券を得る必要があります。購入した遊漁権は監視員から見やすいところに付けて携行しましょう。

遊漁券販売所

遊漁券は、地元漁協の委託する店舗や個人宅で購入できます。最近では購入場所に迷ったり、営業時間が活動日時と合わないということもあるため、インターネットサービスでも購入出来る漁協も増えているそうです。遊漁券の値段はその地域よって様々です。

遊漁券無しで行うと

遊漁券を持たずに釣りをすると、いわゆる密漁者として漁協現場監視員の指摘を受けて現場徴収の対象となります。
また、漁業権対象魚種以外の魚を釣る場合は遊漁料を支払う必要はありません。遊漁料は、漁業権対象魚種の増殖及び漁場の管理に係る費用として妥当な額が設定されているためです。

釣りが出来る期間があります

渓流釣りもオールシーズン出来る訳ではありません、地域によっては異なりますが、ほとんどの河川では4月1日から9月31日まで。それ以外は禁漁期間となります。なぜ禁漁期間があるのかというと、ちょうど禁漁期間に入る頃から、イワナやヤマメなどの渓流魚は産卵期に入ります。この期間に釣りを禁止することにより魚達の産卵を妨げることを防いで、貴重な資源を保護しようというものです。

危険生物に注意

ヤマビル

ヤマビルは湿気あるところを好みます。ですので深い山林を歩いていたり、渓流沿いを移動していて吸血されてしまうことが多いです。
基本的に歩いてる時に足にくっつき、肌が露出している部分や肌の薄いところをで吸血します。首や足首は要注意です。靴下を履いてても、中に入ってたりするので注意が必要です。対策はアルコールや塩っ気、食酢を塗るのが効果的で、付いてしまったら無理に剥がさず、火の熱やアルコールが一番良いです。

アブ

アブの種類は多く存在しますが、人によって来るアブは吸血性のアブです。地域的には北海道、本州、四国、九州、南西諸島に生息し、場所は雑木林や渓谷など水辺の付近、家畜施設、糞尿がある不衛生な場所を好みます。時期も7月~9月と渓流シーズンに発生してしまうので注意が必要です。対策は、虫除けスプレーやハッカ油を薄めた物を散布するのが効果的です。

どこに行ってもいるのが蚊です。対応策がかなり進んでおり効果的なのはハッカ油です。天然成分だけに効果はかなり強いです。
刺された場合、大抵は痒みさえ治まれば腫れも引いてゆきます。市販の薬を塗れば問題ありませんが、場合によっては伝染病を媒介するケースがあり、もし熱が出るなどの症状が出たら、早めに病院に行くことをおすすめします。
 

クマ

現在、日本では本州と四国に生息しているツキノワグマと北海道に生息するヒグマの2種類がいます。
山や渓谷に深く入ればそれだけ出会うリスクが高くなってしまいます。対策としては、クマ避けの鈴をつけとくことや、ラジオなどをつけたり歌を歌うなど、クマが人間の存在を察知できれば自ら離れていきますので、自分の存在をアピールすることが重要です。

ヘビ

毒性を持つヘビに注意です。本州ではマムシ、ヤマアカガシが生息、この2種類の特性は、マムシは前牙に毒牙を持ち、ヤマアカガシは後牙にあります。毒があるヘビなのか見分ける際は、ヘビの頭が三角型は毒有、そうでない丸みをもっているものは無いと考えてください。対策としては、足を露出して歩かないことであり、やぶや林、森などを歩く場合は特に足元に注意しながら歩くことです。

素晴らしい渓流ライフを

今回は渓流釣りの魅力をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。ここではまだ渓流釣りの全ての魅力をお伝えすることが出来ていません。何といっても言葉ではお伝えできない心にくる魅力があります。
それについては、自らこの釣りを行い、その魅力を体感してみてください。この渓流釣りで大事なことは、自然との調和と一体感、それを楽しむことです。生活している中での不安やイライラ、嫌気感をそこで全て無にし、自然に身を投じてみてください。

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