更新:2019.4.10 作成:2019.4.8
コールマンが販売している「マスターシリーズ」というラインの一つで、四季の変化があることや、高温多湿であるといった日本のアウトドアシーンに対応できるように設計された、テントやタープにおける最高峰モデルです。
特に耐水性、換気性が高く、雨や結露といったトラブルに強いほかにも快適に過ごすための工夫が詰まっていることが特徴です。
また、設営・撤収が簡単な設計のテントも多く、クオリティの高い商品が揃っています。
ウェザーマスターは、一般的なレジャーキャンプ用テントと比べて圧倒的に耐水圧が高く作られています。
耐水圧とは、生地にしみこもうとする水の力を抑える性能を示す数値で、一般的なレジャーキャンプ用テントのフライシート(屋根部分)では約2,000mmなのですが、ウェザーマスターの場合では約3,000mmとなっており、優れた数値だということがわかります。
更に床部分(インナーテントフロアシート)における耐水圧では、一般的なレジャーキャンプ用テントが約2,000mmであることに対してウェザーマスターではなんと約10,000mmと、約5倍もの耐水圧を誇っています。
また、フライシートは単に耐水圧が高いだけでなく、テフロン®を使った撥水コーティングが施されており、雨水などの水分が浸みてくるのを十分に防ぎます。
ウェザーマスターでは、「ベンチレーションシステム」という空気循環機能を採用しています。
このシステムは、暖かい空気は高い所へ移動するという性質を利用したもので、ウェザーマスターでは様々な種類の「ベンチレーション」と呼ばれる広いメッシュを使って空気を循環し、新鮮な外気を取り込みます。
また、インナーテントには「防虫、防カビ、抗菌、撥水加工」を施した天然素材のコットン混紡素材を採用しており、優れた通気性、湿気吸収性によってテント内の結露の発生を防ぎます。
これにより、さらりとした手触りで快適な空間を作ってくれます。
夏は自然の風を取り込むベンチレーションを開放し、空気を循環させることで蒸れや熱気を逃がすことで過ごしやすい空間を作り出します。更に、フライシートとインナーシートの間に設けられた空間が広く、湿気を防ぐとともに外気温の影響も和らげてくれるなど、高温多湿な日本の夏にしっかりと対応していきます。
コールマンからは、2019年4月の時点でウェザーマスターシリーズとして12種類のテント・タープが販売されています。
今回はその中でも人気の高い4種類をピックアップしてご紹介します。
ゆったりとしたサイズの寝室スペース・リビングスペースが魅力の“超・大型”2ルームテントです。
天井中央部のファスナーを開閉させることができ、ベンチレーションの調節のみならず採光まで自由自在に操ることができます。
また、サイドウォールを使用してキャノピーを有効活用できるほか、インナーテントを取り外して巨大なスクリーンハウスとして楽しむこともできますね。
結露を減らすルーフフライを標準装備している上に、大型クリアウィンドウが採用されており、悪天候時に外の様子を確認できるようになっています。
■スペック
耐水圧:約3,000mm(フロアシート:約10,000mm)
インナーサイズ:約360×240×195(h) cm
重量:約30.0kg (本体/約16.3kg ポール/約11.1kg 付属品/約2.6kg)ルーフフライシートを標準搭載した、オールインワンの2ルームハウス。
シンプルなフレーム構造と吊り下げ式インナーテントで、分かりやすく設営しやすい作りになっています。
出入りしやすい大きなサイドドアが魅力。
ウェザーマスターシリーズの中では比較的安めの価格設定であり、2ルームテントのデビューにもおすすめです。
■スペック
耐水圧:約3,000mm(フロアシート:約10,000mm)
インナーサイズ:約300×225×175(h)cm
重量:約17.9kg (本体/約10.1kg ポール/約6.3kg 付属品/約1.5kg)
■仕様
メッシュドア、ベンチレーション、メッシュポケット、コード引き込み口
ゆったりとした広い居住スペースを有しながらも、換気にこだわったブリーズドーム。
「呼吸するテント」とも言われているこのテントは、インナーテントの主原料として天然素材のコットン混紡を採用。肌触りが良いだけでなく、高い通気性、湿気吸収性を誇り、テント内の結露を軽減します。
■スペック
耐水圧:約3,000mm(フロア:約10,000mm)
インナーサイズ:300x300x200(h) cm
重量:13.5kg(本体/約7.7kg ポール/約4.2kg 付属品/約1.6kg)
■仕様
キャノピー、前室、コード引き込み口、メッシュドア×2、ストームガード、ランタンハンガー、ベンチレーション、メッシュポケット
ゆったり広々とした2ルームハウスです。
スカイビューベンチレーションと採光用のクリアウィンドウが搭載されている、開放感あふれるモデルです。
STDと比べて広くメッシュが配置されており、通気性が大変優れています。
吊り下げ式のインナーテントを採用するとともに、高い剛性を持ちながらも設営・撤収のしやすさを実現した新構造。
ルーフフライ、キャノピーポールも標準装備しています。
■スペック
耐水圧:約3,000mm(フロアシート:約10,000mm)
インナーサイズ:約330×290(220)×185(h)cm
重量:約26.0kg (本体/約15.2kg ポール/ 約8.5kg 付属品/約2.3kg)
■仕様
キャノピー、メッシュドア、ベ ンチレーション、コード引き込み口、メッシュポケット
ウェザーマスターはどのモデルも大きくて強度があるため、設営や撤収が大変なのではと思ってしまいますが、女性でも組み立てやすく、撤収が簡単でコンパクトに収納できることからも高い評価を得ています。
また、コールマン公式Youtubeから各モデルごとに詳しくわかりやすい設営・撤収の説明動画が提供されています。説明書の図だけではわかりづらい手順も簡単に把握することができることも大きな魅力の一つですね。
動画はモデル名でネット検索をかけて見つけることもできますし、公式サイトの商品ページでも紹介されています。気になった商品の組み立て方をあらかじめ知ることができるので、商品選びの際の参考にもなるでしょう。
楽しいキャンプはテントから始まるといっても過言ではありません。
今回ご紹介した「ウェザーマスター」は、ユーザーの視点に立ってさまざまな考慮がされており、日本のアウトドアシーンにおける理想を追求した、最高峰のシリーズです。
暖かくなるこれからの季節のキャンプはもちろん、寒くなってからのキャンプにもしっかりと対応し活躍してくれるこのウェザーマスターで、天候に左右されずに安心してアウトドアを楽しんでみてはいかがでしょうか?
関連記事
この記事に関連するキーワード
その他のカテゴリ