火起こしはキャンプやBBQの基本!
キャップでの楽しみといえば、焚き火やバーベキューなので「火起こし」は基本中の基本!しかし、初心者さんだけでなく毎回苦戦しちゃうという方も多いのでは?
しかし、コツと道具さえあれば実は簡単なんです♪そこで今回は、火起こしに必要なものから、ポイントや注意点。更に、簡単で効率的な「3つの火起こしの方法」をご紹介します!
火おこしに必要なもの
基本の道具と材料
まずは、火起こしに必要なものからご紹介します。
1:燃やすための「木炭、薪、木の枝」など
2:燃えやすくするための「着火剤・火おこし器・うちわ(送風機)」など
3:火をつけるための「ライター」※柄の長いものを推奨
4:炭を扱うための「軍手・炭バサミ」
後は、安全に火の後始末をするための「火消しつぼ」があると安心ですよ!
炭と薪は正しく使い分ける
燃やすものには「木炭」と「薪」があるので初心者さんにとって一体どっちを選べばいいの?と迷いどころ。これは、何をしたいかによって使い分けましょう。
【炭】は、火力が安定しやすく火力調整な上に遠赤外線効果があるので「BBQなどの調理」に最適。
【薪】は、火力調整が難しく安定しないので調理には不向き。するなら”熾火(おきび)”の状態にしてから行います。しかし、着火は簡単で火がしっかり上がるので「焚き火」に最適です。
このように”調理”か”焚き火”かで選ぶとバッチリですよ!
では、続いて効率よく火を起こすためのコツと注意点もみていきましょう。
火起こしのポイントと注意点
火起こしの方法は様々ですが、「全ての方法に共通するポイント(コツ)」と「注意点」があるので、各方法を確認する前に、まずはここからおさえておきましょう。
大切なのは「空気の通り道」と「順番」
空気の通り道をつくる
そもそも燃焼は、可燃物・酸素・点火源この3つの要素が揃う事で起こります。
そのため、火をつけて上手く維持するためには、このように炭や薪を、煙突・井の字・三角錐のように積み上げるなどして「空気の通り道を作ること」が最も重要なポイントです!
”煙突状”の積み方は下記より動画で確認できますので合わせて参考にされてください。空気の通り道を作るのは火起こしの基本ですのでマスターしておきましょう。
炭や薪などを積む順番
そして、もう一つのコツが「燃やす物を積む時の順番」です。
最初に、着火材・枯葉、新聞紙など「火が付きやすいもの」を置きます。
→次に、炭・小枝・薪などの「小さいもの」
→最後に、炭・薪の「大きいもの」
色んな材料を使う時でも、このように燃えやすいものから徐々に火を移す・育てる。といった感覚で行うと上手く火が回っていきますよ!
火起こしでの注意点!
上手く燃焼させるための注意点
まず材料選びでの時点での注意点は、炭や薪の湿っているものは外し「乾燥しているものだけ」を使用しましょう。湿気があると火もつきにくい上に、火がついても煙が出たり爆ぜやすくなってしまします。
そして、なかなか火がつかない!と焦って炭を触ってしまうと逆に消えてしまうので、火がつくまでは炭をむやみに動かさない事も大切です。
安全面での注意点
湿気のあるものだけでなく、特に「外国産の木炭」は突然爆ぜる時があるので、近寄りすぎないように注意しましょう。火の粉が飛んできた時のために、衣類の素材も化繊ではなく「綿」のものを着用しておく方が安心ですよ◎
では注意点まで確認していただいたところで、早速火起こしの手順と方法をご紹介していきますね!
「トーチバーナー」を使って火起こしをする方法
トーチバーナーとは?
まずは、着火剤も不要!炭をバーナーで直接炙って火をつけるという失敗なしの方法です。
「トーチバーナー」とは、本来ろう付けなどの溶接作業で使われていた道具ですが、火おこし・炙り調理・BBQ網のこびりつきを焼き切る。など1本あると大活躍する便利アイテムですよ♡
火起こしの手順
1:まずはコンロや焚き火台などに、空気の通り道が出来るよう炭を積みます。
2:次に、バーナーの炎を中央の方の炭(小さい炭をまとめておくと◎)に当て燃焼してきたら、うちわや送風機で風を送り込みながら炭全体に火を移していけば火起こし完了です!
非常に簡単なので、初心者さんでも手早く火を起こせますよ♪
「着火剤」を使って火起こしをする方法
”着火剤”は火がつきにくい炭などを燃焼しやすくするための便利アイテム!主に「固形」と「ジェル状」があるのでそれぞれの特長とやり方をご紹介します。
着火剤の特長
固形タイプ
固形タイプは、このように木くずなどを固めパラフィンなどを染み込ませたもので、必要な分を割って使用します。扱いやすいので初心者さん向けですよ◎
ただし、燃やすと石油系成分特有のにおいが出るので、原材料が100%天然のものなどがおすすめです。
ジェルタイプ
1番人気なのがこの「ジェル状の着火剤」で、必要な分だけを炭・薪に塗ってから使用します。割高ですが、携帯しやすいのも魅力!
主成分はアルコールなので、固形に比べて火がつきやすいのも特長です。
<要注意>
可燃性が高いので、火のある場所への着火剤の継ぎ足しは厳禁です!引火にはじゅうぶん注意しましょう!
着火剤を使った火起こしの手順
1:炭を組んで着火剤に火をつける
「固形」の場合は、着火剤を置く→小さめの炭を組む→着火剤に火をつける。
「ジェル状」の場合は、小さめの炭にジェルを塗って組む→着火剤に火をつける。
※いずれも空気の通り道を意識して組みましょう。
2:炭を追加する
燃焼しはじめたら、うちわなどで空気を送り火が回ったら中くらいの炭→大きい炭の順で足していけば火起こし完了です!
「火おこし器+着火剤」で火起こしをする方法
1番簡単で確実な方法です。
「火おこし器(チャコスタ)」を使えば炭を組まなくとも、使うだけで誰でも簡単に空気の通り道を確保し効率よく燃焼出来る素晴らしいアイテム!
しかも、網の上やコンロは勿論、そのままダッチオーブンの上火としても使えますよ◎
火おこし器の使い方
1:着火剤に火をつける
まずは、ファイアグリルなどの上に着火剤を置いて着火します。
2:チャコスタをセットするだけ!
「炭(全体の70%以内)を入れたチャコスタ」を、先程の着火剤の上に被せればOKです!
後は10分程度放置しておけばこのようにバッチリ火が付きますよ♡
まとめ
いかがでしたでしょうか?これらの方法さえマスターしておけば、もう火起こしで苦戦する心配もありませんね♡
また、着火剤を忘れた!という場合には、現地に落ちている乾燥した松ぼっくり・ポテトチップス・落花生の殻なども代用できますので覚えておくと安心です!
ぜひ、効率よく火起こしをしてこれまで以上にキャンプやBBQを満喫されてください♪