更新:2019.1.29 作成:2019.1.23

斬新かつ機能的!KLYMITのマットを徹底紹介

個性的なフォルムが目を引くKLYMITのマット。どんなマットなの?と気になる方も多いのではないでしょうか。今回はKLIMITのマットについて、デザインだけではない特徴やおすすめポイントをご紹介していきます。マットを購入予定の方は、ぜひ選択肢に加えつつ読んでいただきたいと思います
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目次
  1. KLYMITのマットの特徴は?
  2. KLYMITのマット商品ラインナップ
  3. 口コミから検証!KLYMITマットの使い心地は?
  4. KLIMITのマットは登山にもキャンプにもおすすめ!

KLYMITのマットの特徴は?

KLIMITはアメリカのアウトドアブランドで、軽量化に特化した独創的なデザインのアウトドア製品を企画・生産していることに特徴がある会社です。
はじめにKLIMITマットの3つの特徴について見ていきましょう。

軽量化を重視

KLIMITのマットが追及しているのは軽量性。商品ラインナップとして、トレッキングやクライミングにオススメのシリーズと、キャンプにオススメのシリーズがあります。それぞれ使用感や軽量性に特徴があるので、使用シーンによって好みのモデルを選ぶことができます。
同様の機能を持つ商品でも、トレッキング・クライミング向けモデルのものはキャンプ向けモデルより軽量に作られています。最軽量モデルの重さは173gといいますから驚きです。

独特のデザイン

KLIMITマットの革命的なデザインは、より軽量化を目指す発想から、またエアマットにありがちな「寝返りしにくい」という課題をクリアする独自構造から生まれたもの。ただ奇抜なだけではなく、理由があってのデザインなのです。
個々のモデルについての詳細は、後述の商品ラインナップでご紹介していきます。

安定感のある寝心地

KLIMITはマット状の深い溝と立体的な空気室という独自の構造により、寝返りしてもマット内の空気が流動しないようになっています。そのためエアマットに良くある「フワフワして動きにくい」ということがなく、快適な寝心地を提供してくれます。
ただしマットの形状により、好みの使用感や最適なシーンは分かれるところです。

KLYMITのマット商品ラインナップ

登山におすすめのKLYMITマット3選

イナーシャオゾン

他のマットには見られない斬新なデザインのイナーシャオゾン。こちらは寝袋の「中に」入れて使用するマットです。
マット本体に多数のポケットを作ることで、軽量化とパッキング時のサイズダウンを実現したモデルです。また寝袋の中に入れても、このポケットの存在により寝袋を潰さず保温性を保つことができます。
ピロー部分は本体とは別に空気を吹き込むようになっています。X型に圧着されているので頭が不必要に動かず快適です。

使用サイズ:約183×55×4.4cm
収納サイズ:約8.9×15.2cm
重量:約354g
付属品:収納袋、修理キット

イナーシャXライト

こちらも寝袋の中に入れて使用する半身用マット。ポケットがない部分で頭と臀部を支えて使います。
マット本体のポケットを大きく設定し、173gとKLYMITマットの最軽量モデル。付属の小型ポンプは空気量の調節に便利です。
全身用(肩~足元)が良い方は長さ183cmの「イナーシャXフレーム」と比較検討してみてください。

使用サイズ:約107×46×4cm
収納サイズ:約6.4×14cm
重量:約173g
付属品:収納袋、小型ポンプ、修理キット

インシュレーテッド スタティック V ライト

寝袋の下に敷いて使うタイプのマットです。独自の断熱素材を採用していて、断熱力を表すR値は4.4。冬場の登山はもちろん、年間通して使用できるモデルです(夏場の使用状況によっては暑く感じるので注意)。
またV字型の立体的な空気室により、寝返りしてもマット内の空気が動かず快適に眠ることができます。生地を薄くすることで軽量・コンパクトさも実現しています。

使用サイズ:約183×58.4×6.4cm
収納サイズ:約12.7×20.3cm
重量:約556g
付属品:収納袋、修理キット

キャンプにおすすめのKLYMITマット3選

スタティック V

KLIMITの代表的なスリーピングマットです。
トレッキングモデルに比べ生地に厚みがありますが、それでも約514gと軽量。独自のV字型構造により、快適な寝心地と保温性を発揮します。キャンプ道具の積載時にコンパクト収納できるのは嬉しいですね。

使用サイズ:約183×58.4×6.4cm
収納サイズ:約7.62×20.3cm
重量:約513g
付属品:収納袋、修理キット

インシュレーテッド スタティック V

独自の断熱材を採用し、R値4.4と冬季の使用にも耐えるマットです。トレッキングモデルの「インシュレーテッド スタティックVライト」より生地を厚く(75D)した耐久性のあるモデルです。
寝心地に対する仕様は共通しているので、使用シーンに合わせて選択すると良いでしょう。

使用サイズ:約183×58.4×6.4cm
収納サイズ:約12.7×20.3cm
重量:約709g
付属品:収納袋、修理キット
 

ダブルV

2人用のダブルサイズのマットです。V字型構造が2列になっているので、片側で寝返りしてもマットの揺れを感じにくくなっています。
シングルサイズと比べて収納サイズが一回り程度しか変わらない点も便利です。収納袋が空気ポンプとしても使えます。

使用サイズ:約188×117×7.6cm
収納サイズ:約12.7×23cm
重量:約1,149g
付属品:収納袋兼空気ポンプ、修理キット
 

口コミから検証!KLYMITマットの使い心地は?

イナーシャシリーズの口コミ

イナーシャオゾン、イナーシャXライトなど寝袋に入れて使うタイプのマットについて検証してみました。
 

使用感は好みで評価が分かれる

まず寝心地ですが、エアマットの好みや体型によるところが大きいようです。特にイナーシャXライトのように頭や臀部の位置が決まっているタイプは、マットに合う身長でないとしっくりこないデメリットがあります。
寝袋に入れて使用という点では、寝袋のサイズや体型によりきつくなってしまうことも。特に頭部のボリュームで寝袋と首の間に隙間ができてしまい寒いこともあるそうです。対策としてはあえて寝袋の下に敷いて使用する、ピロー部分の空気を入れない(イナーシャオゾンの場合)、といったことがあります。とは言え、使用感がピッタリ合えば高評価を得ているシリーズです。

メリットはやはりコンパクトサイズ!

イナーシャシリーズの魅力は何と言っても軽量・コンパクトな点。登山やバイク・自転車キャンプなどパッキングの便利さを重視する方にはとても好評です。
本体にポケットがある分寒い季節は底冷えしやすいので、他のコンパクトなクローズドセルマットなどと組み合わせることで快適さがアップするようです。
また空気を入れる量が少ないので吹き込みは楽ですが、逆に抜くときは少しコツがいり慣れが必要なようです。

Vシリーズの口コミ

つぎに寝袋の下に敷くV字型構造のマットについて検証してみました。

厚みがあり万人受けする寝心地

スタティックVに代表されるモデルは6.4cmとしっかりした厚みがあり、寝心地はおおむね高評価を得ています。イナーシャシリーズのような好みによる評価の偏りはほぼ見られませんでした。
上に座るとお尻が沈んで床についてしまうことがありますが、寝ると体重が分散されて問題ないようです。
条件にもよりますが、多少の寒さならスタティックVでも気にならず眠れるよう。
冬季のキャンプや登山の場合は、やはり断熱効果の高いインシュレーテッドモデルがおすすめです。より暖かさを求めるならクローズドセルマットなどとの併用を。

使いやすさとコンパクト性が納得なら◎

Vシリーズで最も軽いモデルでも500g超という重さは人により評価が分かれるところですが、それでも十分な機能とコンパクト性を考えれば良しという方も多いようです。
空気の出し入れについては、必要な空気量を考えると口での吹き込みはやや大変なよう。割り切って口で吹き込んでいる方もいれば、市販のポンプで合うものを利用している方もいます。空気を抜く場合も空気室の構造上なかなか全部抜けないこともあり、慣れが必要なようです。

KLIMITのマットは登山にもキャンプにもおすすめ!

KLYMITのマットは用途別にシリーズ化されていますが、特にこだわらず様々な目的に使用できる汎用性がありますね。パッキングを小さくする目的で、また季節により手軽さまたは暖かさを求めてなど、選び方もいろいろです。
私もマットを購入したいと思いモンベルやサーマレストなどを考えていましたが・・・さらに選択肢が増えてしまい困っています(笑)。買い替えや買い足しにKLIMITのマットを検討してみてはいかがでしょうか。

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