更新:2019.1.17 作成:2019.1.15

持ち運びに便利!軽量なスリーピングマットの種類&おすすめ

キャンプや登山に欠かせないスリーピングマットですが、難点は持ち運びの際にかさばること。
なるべく荷物を少なくするには、軽量で機能的なスリーピングマットを選ぶことが重要です。
今回の記事ではスリーピングマットの種類をご説明し、おすすめの軽量なスリーピングマットをご紹介します。
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目次
  1. スリーピングマットとは
  2. 軽量なスリーピングマットがおすすめな理由
  3. スリーピングマットの種類
  4. まとめ

スリーピングマットとは

スリーピングマットとは、キャンプで就寝する際にシュラフの下に敷いて使用するアイテムです。
スリーピングマットを敷くことにより、地面の凸凹や木の根っこ、石などの突起物による寝心地の悪さを解消してくれます。

また、断熱効果によって地面からの底冷えの影響を少なくしてくれるアイテムでもあります。
厚さや重量、構造など、さまざまなタイプが販売されていますので、それぞれの特徴を理解した上で自身の用途の合った最適なスリーピングマットを見つけましょう。

軽量なスリーピングマットがおすすめな理由

キャンプや登山の際に、収納時にかさばるのがスリーピングマットです。
持って移動する場合には、軽量なスリーピングバッグが重宝します。
登山やソロキャンプ、バイクツーリング、フェスなど、なるべく荷物をコンパクトに軽くした場合には、軽量なスリーピングバッグをおすすめします。

ただ、軽ければ軽いほどよい、というものではありません。
移動距離や荷物の総重量、使用時期など、さまざまな状況を考慮して、軽量かつ機能的なスリーピングバッグを選びましょう。

スリーピングマットの種類

スリーピングマットには、大きく分けて3つのタイプがあり、構造や厚さ、重さなどがそれぞれ異なります。
そこで、それぞれのタイプのメリットやデメリットをご説明しながら、おすすめのアイテムもご紹介しますので、ご自身にピッタリのタイプを見つけてください。

セルフインレーティング(自動膨張式)マットとは

マット内部にスポンジ状のクッション素材が入っており、バルブを開けることで空気を吸引し、膨張して自動的に膨らむ「自動膨張式」タイプのスリーピングバッグです。
適度な厚みがあり軽量なので、荷物の軽量化と寝心地を両立させたい場合におすすめです。

メリット

厚みがあり寝心地がいい上に、とても軽量です。
また、コンパクトに収納して極力荷物を減らしたい、軽くしたいというキャンパーにおすすめです。

デメリット

セルフインレーティングマットは厚みはありますが、クッション性能は発砲式のマットには及びません。
また、自動的に膨らんでくれるという点で非常に便利である反面、価格が高めな製品が多いです。
 

軽量なセルフインレーティングマットおすすめ

耐久性や軽量性、機能性、コンパクトさなど、総合的に高い次元のクオリティをバランスよく保持しているセルフインレーティング式のスリーピングマットです。

表面生地には丈夫な190Tポリエステルに、PVCコーティングを施した生地を採用。
また、内部素材には弾性、軽量性を両立させた「ハイバーエラスティック・ラバースポンジ」を採用することで、凸凹でも快適な寝心地、持ち運びに便利なコンパクト性を実現しています。
防水仕様の専用収納バッグが付属しています。

●詳細情報
・使用時サイズ:約1800×500×15~25(㎜)
・収納時サイズ:約350×180(㎜)
・重さ・830g
軽量性と保温性をバランスよく両立させたスリーピングマットです。
フォームに縦横2方向の肉抜き加工を施しており、極限まで軽量を図っています。
ショートタイプということもあり、驚くほどのコンパクト性能なので、極力荷物を軽く、減らしたいミニマリストに最適なスリーピングマットです。

●詳細情報

・使用時サイズ:122×51×2.5(㎝)
・収納時サイズ:18×10(㎝)
・重さ:275g
・素材:20Dポリエステル
セルフインインレーティング式のスリーピングマットにおいて、最も断熱性に優れているタイプの一つです。
空気を均等に含み、とても軽量なアトモスフォームを採用しており、コンパクトに収納できます。
アトモスフォームを斜めに肉抜きすることで、断熱性と軽量性を両立させています。

●詳細情報
・使用時サイズ:51×183(㎝)
・重さ:570g

エア注入式マットとは

チューブ状の気室に直接口で空気を送り込んだり、ポンプなどを使用して膨らませるタイプのスリーピングマットです。
膨らませることで、断熱層とクッション部がつくられます。
さまざまなバリエーションが選べるのがエア注入式マットで、より保温性を高めるために各メーカーはいろいろな工夫を施しています。

メリット

エア注入式マットは、各メーカーから多くのバリエーションがあり、購入する際の選択肢が多いです。
多くの機種は保温性が高く厚みもあるため、凸凹な場所での就寝でも快適に過ごせます。
また、空気の注入量を調整することも可能なのでとても便利です。
 

デメリット

エア注入式マットの一番の難点は、自分で空気を入れなければ使用できないことです。
合わせて、穴が空くと全く使用できない状況に陥ってしまう点も心配です。
また、滑りやすいため、傾斜があるところでは快適性が損なわれます。
 

軽量なエア注入式マットおすすめ

従来のエア注入式マットの3分の1程度の重さ、サイズを実現させているスリーピングマットです。
まるでハチの巣のような構造のエアセルタッチ技術を採用しており、その空気層が体全体をバランスよく支えてくれて体にフィットします。
また、エアの厚みは約6㎝ほどありますので、地面の状態にかかわらず快適な寝心地を得ることができます。

●詳細情報
・使用時サイズ:190×56×6(㎝)
・収納時サイズ:20×9×9
・重さ:560g
40Dナイロン生地により、軽量化を図っています。
空気の出し入れも簡単。
口で10~15回ほど息を吹き込めばセットが完了します。
また、表地はIPX6の防水性能なので、濡れてもさっとふき取ることでお手入れも簡単です。

●詳細情報

・使用時サイズ:約190×60×6(㎝)
・収納時サイズ:約21×7.5(㎝)
・重さ:500g
最新のエアセルタッチ技術により、まるで卵のような空気層を作り出しており、体の体重をバランスよく支えて快適な寝心地を実現しています。
エアの厚みは4.3㎝。凸凹な地面でも快適に安眠できます。

膨らます際には10~17回息を吹き込めばOK。
女性でも簡単に膨らませることが可能です。
また、マットに穴が空いてしまった際に便利な補修キットが付属しています。

●詳細情報

・使用時サイズ:約187×56×4.3(㎝)

クローズドセル型(発泡ウレタン)スリーピングマットとは

クローズドセル型とは、断熱材と弾力に富んだ発泡素材である「発泡ウレタン」が封入されたタイプのマットです。
ふわふわとした断熱材の厚みにより快適な寝心地を実現しています。
 

メリット

クローズドセル型の最大のメリットは丈夫で壊れないこと。
パンクしてしまうデメリットがあるエア注入式マットとは異なり、余程乱暴に扱わない限り、壊れることはなく丈夫です。
発泡ウレタンにより、寝心地も快適な点も特徴。
また、空気を入れたりなどの準備も必要なく、敷けばそのまま就寝できる点もポイントです。

デメリット

クローズドセル型のデメリットが、かわばることです。
空気注入式とは違ってコンパクトにまとめることが難しいので、荷物を極力コンパクトにしたい場合には向きません。
多くの登山家、キャンパーは、ザックの外側にくくりつけて移動していますね。

軽量なクローズドセル型スリーピングマットおすすめ

波型のクローズドセル型のスリーピングマットで、ヘッド部を折りたためば枕としても使用できます。
厚さ2㎝の波型マットなのでクッション性に優れており、地面の凸凹を吸収し冷気をシャットアウトします。

●詳細情報
・使用時サイズ:約56×182×2(㎝)
・収納時サイズ:約13×12.6×56(㎝)
・重さ:約270g
・材質:発泡ポリエチレン、EVA樹脂、合成ゴム
軽量な発泡ポリエチレンを採用したクローズドセル型のスリーピングマットです。
折りたたみ式なので、携帯用として持ち運びに便利です。

●詳細情報
・使用時サイズ:約180×60×1(㎝)
・収納時サイズ:約60×13×15(㎝)
・重さ:約315g
・材質:発泡ポリスチレン
 
素早く広げられ、折りたたみも簡単な軽量クローズドセル型スリーピングマットです。
耐久性、断熱性が高い軽量発泡ポリスチレンを採用し、表面にはディンプル加工を全面に施工。その突起物が荷重を分散してくれる構造になっています。
このため、地面と体の距離が遠くなり、底冷えが厳しいときにもしっかりと冷気を遮断してくれます。

●詳細情報
・使用時サイズ:181×51×1.6(㎝)
・収納時サイズ:51×15×11(㎝)
・重さ:357g
アコーディオンのような構造で、コンパクトに折りたためられるのが特徴的なクローズドセル型スリーピングマットです。
表面にはアルミ蒸着を施しており、断熱性は従来モデルより20%向上しています。
また、熱反射板によって体温の熱を逃しにくくなっています。

これらの技術により3シーズン使用可能になっており、とても機能的で使い勝手がよいスリーピングマットです。

●詳細情報
・使用時サイズ:51×130×2(㎝)
・収納時サイズ:51×13×12(㎝)
・重さ:290g
 

まとめ

オートキャンプでない限り、軽量でコンパクトに収納できるスリーピングマットがオススメです。
ご説明したように、さまざまなスリーピングマットがありますので、ご自身に最適なスリーピングバッグを見つけて、キャンプや登山を楽しんでくださいね。

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