ダッチオーブンとは?
ダッチーオーブンとはキャンプなどで使用される分厚い鉄製の鍋のことを指します。
鉄製の鍋で蓋に炭をも乗せることができ、火力を自在に調節できます。調理できるバリエーションは「焼く」「煮る」「炒める」「燻す」「炊く」など多岐に渡り、まさに万能な調理器具と言えます。最近ではステンレス製のダッチオーブンも発売されており、ダッチーオーブンを使った料理が手軽になってきています◎
ユニフレームのダッチオーブンスーパーディープとは?
ユニフレームとは?
ユニフレームとは、1985年に創業した日本の国産アウトドアメーカーです。本社は新潟で、メーカーの名前である「ユニフレーム(UNIFRAME)」は「ユニークな炎(フレーム)を創造する」という同社の理念のもとネーミングされています。本記事で解説するダッチオーブンの他に、「ファイアグリル」「ユニセラTG」「チャコスタ」などの大人気商品のユニフレームの製品です。
ユニフレームのダッチオーブンスーパーディープとは?
ユニフレームのダッチオーブンスーパーディープの特徴
黒皮鉄板製
ユニフレームのダッチオーブンは他社製品とは異なり「黒皮鉄板」と言われる素材で作られています。黒皮鉄板とは、鉄を1200℃以上に熱して、圧延してできる酸化した皮膜のことを指します。見た目も通常のダッチオーブンと異なりツヤがあり、触った感じもツルツルしています。この皮膜は完全ではないですがサビ止めの効果も果たしているため、キャンプ初心者の方でも安心して使えます。
厚みのある素材
ユニフレームの黒皮鉄板の素材は分厚く作られており、蓋を閉めると密閉度も高くなります。これによりダッチオーブンの中の圧力が強まり「圧力鍋」の効果があります。煮る、炊く料理はより短時間でおいしくなります。
サイズバリエーション
ユニフレームのダッチオーブンはサイズバリエーションが豊富です。
8、10、12インチとサイズ展開があり、8インチなら1~4人用、10インチなら2~6人用、12インチなら3~8人用がおおよその目安と考えましょう。また作る料理によっても選ぶ大きさは変わりますので、ダッチオーブンを使ってどんな料理をするか思い浮かべてから選んでも良いでしょう。
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付属品
ユニフレームのダッチオーブンには、
煮る料理に具材がそこに焦げ付かない底網、焚き火台の上に乗せダッチオーブンの台になるダッチスタンド、ダッチオーブン料理が多数掲載されたレシピブックが付属しています。最低限必要なパーツはセットで販売されているため、安心です。
ダッチオーブンスーパーディープを使う準備
①シーズニングを行う
購入した後のダッチオーブンはまず「シーズニング」を行います。ユニフレームのダッチオーブンには販売時サビ止め防止のため、クリアラッカーが添付されています。このクリアラッカーを焼ききる作業をシーズニングと呼びます。
手順はガスコンロでダッチオーブンと蓋を煙が出るまで熱すれば完了です。
②くず野菜を炒める
次にダッチオーブンに油をひいて、くず野菜を炒めます。鉄臭さが取れれば完成です。
くず野菜は香りがあるハーブなどがおすすめです。
ダッチオーブンスーパーディープを使ってみた
実際にダッチオーブンを使ってみましたが、調理方法が豊富なため、さまざまな料理を作れます。難しい内容はありませんのでぜひチャレンジしてみてください!
本記事でご紹介するレシピには「ダッチオーブン10インチスーパーディープ」と焚き火台での調理内容ですが、ダッチオーブンのサイズ違いやツーバーナーでも作ることができます。
レシピ①:春野菜のポトフ
用意する具材
・春キャベツ(0.5~1玉)
・じゃがいも(3玉)
・玉ねぎ(2玉)
・人参(2本)
・サラダ油
・ベーコンor豚バラ肉(適量)
・コンソメ(適量)
・塩コショウ(少々)
レシピ
①春キャベツは1口サイズにカット、ジャガイモは皮のまま汚れと芽を取り除きます。
玉ねぎは皮のみむいて、にんじんは皮ごと2~3等分にカットして下ごしらえは完成です。
②ダッチオーブンを温めサラダ油を敷き、ベーコン(豚バラ肉)を軽く炒めます。
③ダッチーオーブンに底網を敷き、2/3程度水を入れ沸かします。
④具材をすべて入れ、コンソメ適量を入れて蓋を閉めて15分程度待ちます。
⑤ジャガイモに火が通ったら、塩コショウで味付けし完成です。
作ってみての感想
このポトフのレシピはほとんど下ごしらえもなく、コンソメと塩コショウで味を整えてしまえば、ダッチオーブンの圧力で柔らかく、おいしくできる超簡単料理です!実際は15分も待たずに柔らかくなり、あとはダッチオーブンを火にかけなくても保温が長続きするため、置いておくだけで自然に柔らかくなります♪多ければ翌朝のスープにもできますので、本当におすすめです◎
レシピ②:スペアリブ
用意する具材
・スペアリブ(5~6本)
・焼き肉のタレ(中辛)
・マーマレード
・サラダ油
・粗びきコショウ
レシピ
①スペアリブ全体に粗びきコショウをまぶし、下ごしらえをします。
②ダッチオーブンの蓋のみを火にかけて、サラダ油をひきます。
④ダッチオーブンにスペアリブを入れ、表面全体に火を通します。
⑤スペアリブの表面全体に火が通ったら、焼き肉のタレを全てのスペアリブにかかる程度入れます。
⑥マーマレードを1パックの1/3~半分程度入れ、スペアリブ、焼き肉のタレと混ぜ合わせます。
⑦スペアリブに火が通り、焼き肉のタレがドロッとしてきたら完成です。
作ってみての感想
ダッチオーブンの蓋は分厚く、お肉を焼くには最適でした。焚き火台に乗せれば鉄板のようなイメージで使えて、フライパンいらずです◎熱を持っている時間が長続きするため、焦げには注意が必要ですが、ダッチオーブンの鍋でスープを作っている横で、お肉を焼けるため一石二鳥です!
ダッチオーブンスーパーディープのお手入れ
使用後の洗い流し
鋳鉄製のダッチオーブンとは異なり、ユニフレームのダッチオーブンは洗剤で洗うことができます。使用後はスポンジに洗剤をつけて洗いましょう。
汚れが取れにくい場合は金たわしなどではなく、少し水につけて汚れを浮かせましょう。
使用後の保管方法
ダッチオーブンを使わないときは、水気を充分に乾燥させ、全体に油を塗りサビが付かないようにしましょう。ダッチオーブンを裸で保管すると、湿気でサビてしまう場合もあるため、ナイロン製などのケースに入れておくことをおすすめします。
ダッチオーブンスーパーディープのオプション
ユニフレームのダッチオーブンにはさまざまな別売りオプションが販売されています。オプションがあれば便利に調理ができ、レパートリー幅も広がります。また保管や汚れ落としも楽になるため合わせて用意したいですね!
①ユニフレーム ステンレスリフター
ダッチオーブンの蓋を持ち上げるための道具。ダッチオーブンの蓋は熱した場合、厚くなるため厚手のグローブがない限り触れません。グローブが無くてもステンレスリスターは3点支持で簡単に蓋を持ち上げ、運ぶことができます。
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②ユニフレーム ダッチスクレーパー
ダッチオーブンの焦げ付きや汚れ落としに使うステンレス製のスクレーパー。これがあれば使用後にスムーズにキレイに片づけをすることができます。
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③ユニフレーム ダッチトート10インチ
ダッチオーブンを入れて持ち運びと保管ができるトートバッグ。上部はメッシュになっているため通気性が良く、湿気がバッグの内部に貯まることはありません。素材は10号帆布を使い重いダッチオーブンを持ち運んでも破れにくい仕様になっています。
8、10、12インチとトートバッグもそれぞれサイズに応じて発売されています。
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今年こそはダッチオーブンにチャレンジしよう!
ダッチオーブンは手入れが面倒というイメージがありますが、ユニフレームのダッチオーブンは手入れに手間がかからず、気軽にチャレンジできます。ダッチオーブンがあればキャンプでの料理の幅が広がり、楽しみも増えます。今年のキャンプこそダッチオーブンにチャレンジしてみましょう♪