カヌーキャンプをはじめてみよう!
キャンプ場は、山・川・海・湖とフィールドは様々。湖畔にあるキャンプ場では、カヌーやカヤックをルーフキャリアに積んでいる車を見かけますね。湖面では、カヌーに乗っていたり、テントサイドにカヤックを置いていたり…。純粋なキャンプだけでなく、アクティビティを楽しむためのキャンプは、また格別。あたらしいキャンプスタイルとしてカヌーをはじめてみてはいかがでしょうか。
自宅に保管できる!組み立て式カヌーって?
「カヌーは欲しいけどガレージが無いから…」「車に積めないし…」なんていう理由でカヌーを諦めていませんか? 4メートル程もあるカヌーやカヤックを部屋に置くのは、現実的に厳しいという方は多いはず。ですが、そんな方におすすめしたいのが「組み立て式」のカヌー。車のトランクにも収納できるので、キャンプ道具と一緒に持ち運べます。もちろん、背負ったり、キャリアーを使えば、電車移動も可能。今回は、組み立て式のタイプ別に、それぞれのおすすめカヌー&カヤックをご紹介します。
カヌーとカヤックの違いとは?
カヌーって?
カヌーと言えば思い浮かべるのが、木製の「カナディアンカヌー」でしょう。デッキの部分がオープンになっているものが、一般的にカヌーと呼びます。片方だけにブレードがついているシングルパドルというもので漕ぎます。オープンデッキなので、人だけでなくペットのワンちゃんと一緒に乗ったり、荷物もたくさん積載できるのも魅力的です。
カヤックって?
カヌーに対して、デッキがクローズ(閉じられている)されていて、漕ぎ手が乗るスペースだけ開けられている形のものを呼びます。そのため、荷物はあまりたくさんは積めませんが、少量であれば、足元などに置くことがきます。パドルもカヌーとは違い、両端にブレードがついたダブルパドルというもので漕ぎます。海、川を、釣り用など、フィールドに合わせて艇のバリエーションも多いのが特徴です。
それでは、次からは、おすすめの組み立て式カヌー&カヤックをご紹介していきましょう。
1. おすすめのフォールディングカヌー
アリー515 フラットウォーター(アリー)
フォールディングカヌーと言えばノルウェーのアリー。アルミ合金のフレームに船体布を張って組み立てます。最軽量で持ち運びがしやすいのはこのモデル。細く長く低い形は、横風などの影響を受けにく、波の少ない湖などの湖面では初心者でも漕ぎやすいカヌーです。一人でのんびりと漕ぐのもよし。親子・愛犬とで湖面散策するのもよし。
2. おすすめのフォールディングカヤック
アリュート 430T(モンベル)
モンベルから発売されている「アルフェック」シリーズ。他社の同タイプに比べて低価格なところも嬉しい一艇。組み立てもとても簡単で、慣れると20分程度で組み立てれます。アリュート430Tは、2人で乗っても、ちょっとした荷物が積載できる余裕があるので、簡単な食べ物やドリンクを持って、湖上でランチを楽しむのも◎。
3. おすすめのインフレータブルカヤック
ラグーン2(キャプテンスタッグ)
空気で膨らますのがこのタイプのカヤックです。アルミフレームなどの骨組みが無いので、総重量も14kgと軽量です。ポンプで空気を入れると簡単に短時間で組み立てられます。波の無い静かな湖での水上散策に最適です。価格も、フォールディングカヌーやカヤックに比べて低価格なので、初めてのカヤックとしておすすめです。
一緒に揃えたいモノは?
カヌーやカヤックを購入する際に、お得なスターティングセットなどもあります。詳しくはショップの店員さんに確認してみましょう。最低限必要となるものを今回ご紹介します。
(1)カヌーやカヤックと一緒に買うべきもの
★パドル
★フローティングベスト(ライフジャケット)
★グローブ
パドルは、カヌーはシングルパドル、カヤックはダブルパドルです。救命胴衣となるフローティングベストは必ず着用すること!はじめのうちは、長時間漕ぐとパドルを握っている手の皮膚が擦り剝けたり、水膨れになってしまうこともあります。専用のグローブがあるので購入することをおすすめします。
(2)そのほか、あると良いもの
★ラッシュガードや速乾性のあるシャツなどのウエア
★サンダル(スポーツサンダルなど)
★防水の袋(ジップロックなど)
ウェアも専用のものがありますが、まずは速乾性のあるTシャツなどを着用してみましょう。乗り降りの際に水の中に入るのでサンダルがおススメです。乗る際には、携帯電話などの水に濡らしたくない小物は、ジップロックなどの袋に入れておくのもちょっとした豆知識です。
カヌーデビューする前に
1. 試乗会や講習会に出よう
カヌーやカヤックは、必ず正しい装備や正しい乗り方をきちんと覚えてから乗りましょう。また、危険な時にどのように対処したらよいのかや、基本的なカヌーやカヤックの漕ぎ方など、講習会などで身に着けることもできます。カヌーやカヤックを購入したショップでも講習会などを行っている場合もありますので、店員さんに確認することをおすすめします。実際に購入する前に、まずは体験してみるのも良いでしょう。
↓体験会の情報はこちら
2. 注意しておくべきこと
カヌーやカヤックは、水上でのスポーツですので、危険の伴うものであることを忘れてはいけません。講習会や体験談などでも教わる内容と重複しているでしょうが、ぜひ一度読んでいただきたい内容をご紹介します。
↓カヌーをはじめる前に読んでおきたいことはこちら
まとめ
カヌー&カヤックの紹介はいかがでしかた。手軽に持ち運びのできる組み立て式なら、実現性があるのではないでしょうか。カヌーやカヤックをキャンプで楽しむようになると、それに合わせたテントやタープも欲しくなったりもしますよね。また、湖のあるキャンプ場を探してみたり…と、今までのキャンプとはまた違ったスタイルになるはずでしょう。ぜひ、今年はカヌー&カヤックデビューをしてみてはいかがでしょうか。