冬のソロキャンプ 暖房器具の選び方
冬のソロキャンプで使用する暖房器具は、どのような点に注意して選べばよいでしょうか?
選ぶ際のポイントを押さえながら、おすすめのアイテムもご紹介します。
電源が確保できるかで選ぶ
キャンプサイトに、AC電源コンセントが設置されているなら家庭用の電気製品、ホットカーペットや電気毛布、電気ストーブなど、普段使用しているような暖房器具が活躍します。
また、灯油の燃料や火を使う必要がないので、火のトラブル、思いのよらぬ事故などを未然に防ぐことにも。
AC電源がなければ、充電式の暖房器具や、灯油ストーブなどを使うことになります。
AC電源が設置されているときのおすすめ暖房器具
Item
1.6畳タイプのホットカーペットです。
テントの底に敷けば、冬のテント内でも快適に過ごせます。
12折りでたためますので、コンパクトにまとめられ、持ち運びもカンタン。
約6時間後に自動的に電源がオフになるので、つけっぱなしでも安心して使用できます。
・サイズ:176×176(㎝)
・重さ:2.2㎏
・消費電力:約180~260Wh
Item
遠赤外線とファン式の電気ストーブ。
効率よくテント内を温め、遠赤外線の効果で、空気を汚さずに体を温めてくれます。
人の動きを感知して電源をオンオフする「人感センサー」を搭載しているので、うっかり電源を入れっぱなしでテントを離れてしまっても安心です。
・サイズ:22×22×55.5(㎝)
・重さ:約2.5㎏
・出力:500~1000W
AC電源がないときにおすすめ暖房器具
AC電源コンセントがない場合は、充電式の製品を活用しましょう。
特に、就寝時には電気毛布やブラケットがあると重宝します。
Item
約6時間の充電で、最大約4~5時間の使用ができるコードレスブランケットです。
洗濯機で丸洗いもできるので、清潔に使用できます。
さまざまなアウトドアシーンで使えますので、持っておくと便利です。
・サイズ:140×80(㎝)
Item
電源ヒーターを内蔵したコードレスブランケットです。
羽織ったり、腰に巻いたりと、さまざな使い方ができるので、冬のキャンプで重宝すること間違いなし。
温度調節は3段階で、低温モードで最長5.5時間の連続使用が可能です。
・サイズ:約94×67.5(㎝)
・重さ:375g(本体)
コンパクトな暖房器具を選ぶ
ソロキャンプ用のテント内で暖房器具を使用したい場合、その狭さから大きい暖房器具は使いにくい場合も。
コンパクトで持ち運びもしやすい暖房器具が適しています。
Item
足元を温めるのに最適なコンパクトな電気ストーブ。
AC電源コンセントが使用できるのなら、持っていきたいですね。
転倒時はオフになる、安全装置が搭載されています。
・サイズ:33×16.5×19.5(㎝)
・重さ:1.1㎏
・消費電力:400W
使用するシーンに合わせて選ぶ
寝る時に使うのか、外で使用するのか、など、使うシーンを想定して暖房器具を選びましょう。
テント内で暖をとるときはカセットガス暖房器具が便利
テント内を温めたい場合、灯油燃料を使用したストーブなどの使用は危険が伴います。
まめな換気が必要で、怠りますと最悪の場合、一酸化炭素がテント内に充満してしまいます。
そんなリスクが少ないのが、カセットガスカートリッジ式の暖房器具。
コンパクトなタイプも多く販売されますし、燃料のガス缶も手軽に手に入ります。
しかし、就寝時には消してください。
火の元は、目を離すととても危険です。
Item
こちらのコンパクトなカセットボンベ式のガスストーブ、ストーブの角度を変えることでコンロとしても使える秀逸なアイテムです。
市販のガスボンベ1缶で、約3時間の使用が可能です。
・サイズ:30×13×26(㎝)
・重さ:約2.3㎏
・ガス消費量:100g/h
・連続燃焼時間:約3~4時間
Item
カセットボンベで駆動するファンヒーターです。
就寝前にファンヒーターでテント内を隅々まで暖めておけば、ぐっすりと眠りにつけるのではないでしょうか。
5つの安全装置が搭載されており、さまざまなリスクを考慮されているので、安心して使用できます。
・サイズ:319×260×438(㎜)
・重さ:約4.7㎏
・ガス消費量:約145g/h
・連続燃焼時間:約1時間43分(イワタニカセットガス1本使用)
Item
便利なカセットボンベ式で、人気のアラジンポータブルストーブです。
その秀逸なデザインは、キャンパーの所有欲をも満たしてくれるギアと言えるでしょう。
カセットボンベ式ながら、2.0kwもの出力を誇ります。
お値段もそれなりですが、きっと満足できる一品です。
・サイズ:33.5㎝×32×39(㎝)
・重さ:5.7㎏
・連続燃焼時間:0.8kw約260分 2.0kw約100分
リビングやタープで使う暖房器具
1人~2人用テントで、コンパクトながらも寝室とは別にリビングが設置できるツールームテントや、タープのように「半野外」のような場所では、灯油ストーブを使用してもよいでしょう。
やはり、あらゆるアウトドアシーンで活躍する、コンパクトなストーブが使いやすいです。
Item
軽量コンパクトで、レトロな雰囲気がキャンプに似合うストーブです。
ぐるっと1周するように金属メッシュが張り巡らせており、テントの真ん中に置くことで内部全体を暖められます。
持ち運びに便利なキャリングハンドルが装備されています。
・燃料タンク容量:4.5L
・発熱量:3000W相当
・1時間あたり燃料消費量:0.25L
シュラフで中で使う暖房器具
Item
冬のキャンプでは、極寒仕様のシュラフを選ぶのがもちろんですが、湯たんぽがあればより一層快適に眠れます。
こちらの湯たんぽ、表面には耐熱性、保温性に優れたウェットスーツ素材を採用しており、心地よい肌さわりが特徴的。
表地はナイロンジャージ加工が施され、カバーなしでも使用可能です。
・サイズ:約24×19×3(㎝)
・重さ:約160g
・耐熱温度:100℃
屋外で使用する暖房器具
屋外で使用する暖房器具でおすすめが「薪ストーブ」。
薪で暖とることができるのも、キャンプのだいご味のひとつです。
また、薪ストーブは、調理器具として使えるので、とても便利です。
Item
使いやすさと持ち運びやすさを追求したデザインで、とても組み立てもしやすいので、冬のソロキャンプに最適な薪ストーブと言えるでしょう。
ストーブの上でポットでお湯を沸かしたり、フライパンでの調理も可能。
別売りの煙突パーツを使用すれば、グランピングテント内のストーブとしても活用できます。
・サイズ:83.5×241×55(㎝)
・収納サイズ:52×33×33(㎝)
・重さ:約12.2㎏
Item
イギリスのアウトドアブランド「アネヴェイ」の薪ストーブ。
とても頑丈で、ハイクオリティな製品として高い評価を受けています。
持ち運びやすいコンパクト設計にスタイリッシュなデザインは、多くのキャンパ―から支持されています。
こんなオシャレなアイテムがあれば、冬のソロキャンプで至福の時間が過ごせそうですね。
・サイズ:28×49×23(㎝)
・重さ:約16.5㎏
冬のソロキャンプ 暖房器具使用時の注意点
延長コードは防水加工されたものを使おう
AC電源付きサイトでソロキャンプをする場合、延長コードは必需品です。
通常の延長コードでは、雨や雪で感電する可能性も。
防雨使用の屋外用延長コードを持参しましょう。
Item
雨や雪のキャンプでも安心使用できる日本製の防雨型延長コードです。
また、耐寒性にすぐれた柔らかい電線を使用しているので、冬のキャンプに最適です。
・定格:12A・125V
・長さ:10メートル
一酸化炭素中毒に気を付けよう
ガスや灯油の暖房器具を使用する際、最も注意が必要なのが一酸化炭素中毒です。
ソロテントのような狭い空間で火気類を使用する場合は、特に危険。
あっという間に一酸化炭素が充満してしまうこともあり得ます。
また、一酸化炭素は臭いがしないのも特徴。
そんな時、一酸化炭素警報器があれば、もし一酸化炭素の濃度が高まった際にアラームで知らせてくれるので安心です。
特に灯油ストーブを使用したいのであれば、必ず持っていきましょう。
Item
無味無臭な一酸化炭素から命を守る防災アラームです。
一酸化炭素を検出すると、赤いLEDが点滅してアラーム音が鳴ります。
単三乾電池で作動しますので、簡単に使用できます。
・サイズ:直径100㎜
・電源:単三乾電池3本
さいごに
冬のソロキャンプは、とても過酷な環境下でおこないますが、さまざまな場面に合った暖房器具を持っていくことで快適に過ごせます。
ぜひこの記事を参考にしていただき、冬のソロキャンプの魅力を堪能し、素敵な時間を満喫してください。
せっかくのソロキャンプですから、適切に暖房器具を選び、魅力的な冬のキャンプを満喫しましょう。
この記事では冬のソロキャンプで使用する暖房器具の選び方、使用時の注意点をご説明し、おすすめの暖房器具もご紹介します。ぜひ参考にしてください。