バイクでキャンプをする時の準備は?
バイクでのキャンプで最も考慮するべきなのは積荷が限られるということです。
そのためにはまずコンパクトで機能的な道具を選びたいですね。ライダー用に開発されたアイテムはもちろん、登山用グッズにも持ち運びに便利なアイテムが多くおすすめです。
必要な道具を厳選することも大切です。例えばキャノピー付きのテントを使ってタープは省く、燃料は現地調達しやすいものを選ぶ、ランタンはサイトとテント内の両方で使えるようLEDランタン一本に絞る、といったことなどです。
また道具を選ぶ前に、バイクにどのように積載したいかを考えてみるのも良いでしょう。次にイメージに合う積載をするために、適した収納サイズのアイテムや積載グッズを考えるという逆の選び方も試してみてください。
バイクキャンプにおすすめの道具
バイクキャンプにおすすめの軽量・コンパクトな道具を集めてみました。お手持ちのキャンプ道具とも比較してみてください。
テント・タープ
DOD ライダーズバイクインテント T2-466 | T2-466-TN
1~2人での使用に最適なサイズのツールームテントです。キャノピーをたてるとバイクをリビング部分に入れることができ、夜露対策にも便利です。
ワンタッチで自立するので設営・撤収がスピーディー。インナーテントに通気性の良い生地を使用したダブルウォール構造や換気しやすい大型窓の設置などが結露の軽減に役立ちます。アウターテントは体水圧3000mm(フロアは5000mm)、さらに防雨用のトップシートをつければ雨対策もバッチリです。
ペグ・ポール・ロープ・収納バッグが付属しています。テントマット、グランドシートは別売りです。
組み立てサイズ(外寸) 約W215×D260×H140cm
収納サイズ 約φ20×長さ58cm
重量 約5kg(付属品含む)
カラー タン、ブラックの2色
Item
モンベル クロノスドーム 1型
1~2人用の3シーズン対応テントです。軽量・コンパクトながら広い居住性があり、バイクや自転車でのツーリングキャンプや登山のテント泊におすすめです。
フライシートの前後2ヶ所にベンチレーターを設置し、テント本体は入口全面と対面上部をメッシュと本体生地に切り替えできるので通気や温度調節が容易。フライシートとフロアシートの生地は火がついても燃え広がりにくい難燃加工が施されています。フライシート前面を張り綱で引くことで前室部分を広げることができます。
テント本体とフライシート・ポール・張り綱・アルミペグ・ポール応急補修用パイプ1本のセットです。本体用・ポール用・ペグ用のスタッフバッグ(それぞれ別に収納)が付属しています。
テントマットとグラウンドシートは別売りです。
組み立てサイズ(外寸) 220×100(前室を広げると170)×H105cm
収納サイズ 本体 33×φ16cm、ポールバッグ 43×φ6cm
重量 2.19kg(総重量)
カラー スカイブルー、ゴールデンオレンジの2色
Item
DOD ライダーズコンフォートタープ
バイクツーリング向けに作られた居住性のあるタープです。バイクを出し入れしやすい空間がありながら、積載を考慮したコンパクト収納が可能です。
耐水圧2000mm、UPF50+と様々な天候条件に対応。雨天時はまずこのタープを張って雨除けにすれば、設営作業がグンと楽になります。タープ下はバイクの駐輪スペースやリビングとして、またテント出入り口の屋根としてなど様々に活用できます。
組み立て式ロープ2本・ペグ・ロープ・キャリーバッグが付属しています。
組み立てサイズ 約43×37×H200cm
収納サイズ 約48×φ10cm
重量 約2.6kg
カラー ブラック、ベージュの2色
Item
シュラフ
ナンガ UDD BAG 180DX
ナンガの軽量モデルのシュラフです。羽毛に超撥水加工を施すことで、ダウンの弱点である水濡れの対策がされています。
羽毛量180gなので収納サイズはとてもコンパクトです。夏場のツーリングキャンプに限るという方は、このような夏向けタイプのシュラフを選んでおくと容量の点で非常にメリットがあります。
サイズはショート(身長165cmまで)・レギュラー(身長178cmまで)・ロング(身長185cmmまで)の3種類があります。
快適使用温度/下限温度 11℃/7℃
収納サイズ φ12×20cm
総重量 450g
カラー レッド・イエロー・コバルトの3色(ショートはレッドのみ、ロングはコバルトのみ)
※ロングはダウン量20g増しで、価格は1,500円(税抜)増し
Item
ナンガ AURORA light 450 DX
高機能と軽量性を兼ね備えたナンガの上位モデルシュラフです。3シーズンから厳冬期までラインナップが豊富なので、キャンプスタイルに合わせて最適なモデルを選ぶことができます。
表地に防水加工を施し、内側に防水透湿素材を採用。水濡れと蒸れの対策もバッチリです。ショート(身長165cmまで)・レギュラー(身長178cmまで)・ロング(身長185cmmまで)の3サイズ対応です。
快適使用温度/下限温度 0℃/-5℃
収納サイズ φ14×30cm
総重量 865g
カラー レッド・ゴールド・ブルーの3種類(ショートはレッドのみ、ロングはゴールドのみ)
※ロングはダウン量20g増しで、価格は1,500円(税抜)増し
Item
マット・コット
モンベル U.L. コンフォートシステム エアパッド 180
エア注入式のスリーピングマットです。膨らますと最大で7cmの厚みになります。
空気の出し入れがしやすいバルブに、別売りのポンプバッグを使用すれば空気の注入がより簡単になります。穴が開くと使用できなくなるデメリットはありますが、収納サイズが非常にコンパクトなことは大きな魅力です。長さは90・120・150・180cmの4種類があり、好みの長さのものを選ぶことができます。
スタッフバッグとリペアキットが付属です。
サイズ 長さ180×幅50×厚さ7cm
収納サイズ φ11×20cm
総重量 514g
Item
サーマレスト プロライト プラス
断熱性の高い、軽量コンパクトなインフレーターマットです。万一のパンク時にも最低限のクッション性・断熱性が維持できるという特徴があるモデルです。
大きさはS(スモール:51×119cm)・R(レギュラー:51×183cm)・L(ラージ:63×196cm)の3種類があります。厚さ3.8cm。スタッフサック付属です。
収納サイズ S:φ10×28cm、R:φ12×28cm、L:φ13×33cm
重量 S:450g、R:650g、L:880g
Item
サーマレスト ウルトラライトコット
組み立て式でコンパクトに収納できるコットです。地面からの冷気を防ぎ体温を反射するシートを採用した断熱性の高いモデルです。
耐荷重147.5kgと大柄な方でも安心。価格は高めですが、夏場の低地キャンプならこれだけで眠れるという手軽さもあります。
サイズはレギュラー(R:61×183cm)、ラージ(L:66×196cm)の2種類。耐荷重は同じです。
収納サイズ R:φ13×41cm、L:φ13×43cm
重量 R:1195g、L:1361g
Item
調理用ストーブ・バーナー
SOTO MUKAストーブ SOD-371
ガソリンを燃料とするSOTOのストーブです。一般的なガソリンストーブに必要な予熱作業が不要で、手軽にガソリンストーブの強い火力を使うことができます。
ホワイトガソリンだけでなく自動車用のレギュラーガソリンも使用でき、ランニングコストが抑えられます。ガソリンスタンドで直接給油できるボトルを用意しておくと、バイクの給油ついでに燃料が調達できて便利です。
バーナー本体とポンプに、風防・遮熱板・メンテナンスキット・収納袋が付属しています。燃焼時にガソリンを入れるフューエルボトル(別売り)が必用です。
収納時サイズ 幅80×奥行65×高さ80mm(本体のみ)
重量 333g(本体+ホース:163g、ポンプ:170g)
Item
トランギア アルコールバーナー TR-B25
エチルアルコールやメチルアルコールを燃料とするバーナーです。コンパクトながらしっかりした火力があり、消火・火力調整用のフタが付いていて火加減の調整もし易いです。
湯沸しや炊飯など様々に活用できます。別売りのゴトクと一緒に使うと便利です。燃料が手に入りやすく安価、タンク2/3の燃料で25分間燃焼とランニングコストが低いことも魅力です。
収納サイズ φ7.5×高さ4.5cm
重量 110g
Item
クッカー
コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット
コールマンのソロ用アルミクッカーです。内側は汚れや焦げつきを落としやすいノンスティック加工が施されています。
ソロ用とは言え、900mlポットと400mlカップのセットは2人分の調理にも十分対応できそうです。収納時にOD缶やストーブとのスタッキングもしやすい大きさ。初めてのクッカーとしてもオススメです。収納用のメッシュポーチ付きです。
収納時サイズ φ12.5×高さ15cm
重量 約250g
Item
トランギア メスティン TR-210
言わずと知れたトランギアのアルミ製飯ごうメスティン。バイクキャンプでもやっぱりご飯が食べたい!という願いに応えてくれる一品です。
熱伝導率が良く手間をかけずに美味しいご飯を炊くことができます。トランギアのアルコールバーナーと一緒に使うのもおすすめです。
炊飯の目安は1.8合までとされていますが、口コミでは1.5合までがギリギリのようです。約1.8倍量の炊飯ができるラージサイズもあります。
サイズ 1.7×9.5×6.2cm
重量 150g
Item
テーブル
DOD ライダーズテーブル
バイクツーリングキャンプでのソロ使用を想定して作られた、コンパクトな折りたたみテーブルです。
テーブル周りにカラビナなどを掛けられるフックやメッシュポケット、さらにテーブル下にはストレージメッシュが付属と小物収納が豊富なのが嬉しいポイントです。
使用後はフレームや補強ポールと一緒に天板を丸めて付属のキャリーバッグに収納できます。
サイズ (約)幅46×奥行36.5×高さ33cm
収納サイズ (約)φ8×50cm
重さ (約)1.0kg
静止耐荷重 20kg
Item
モンベル L.W.トレールローテーブル 36
Item
超軽量・コンパクトながら静止耐荷重30kgというしっかりした作りのテーブルです。
シンプルな形状で組み立ても簡単。同シリーズのコンパクトチェアとの組み合わせもおすすめです。
通気性の良いスタッフバッグ付属です。
サイズ 高さ36×幅48×奥行き32cm
収納サイズ 高さ48×幅10×奥行き8cm
総重量 780g
静止耐荷重 約30kg
チェア
モンベル L.W.トレールチェア 26
持ち運びに便利なコンパクトチェアです。軽量でシンプルな作りですが約100kgの荷重に耐えることができます。様々なローテーブルとの組み合わせにちょうど良い高さ。価格も手頃でスタッフバッグ付きです。
カラーはブルーブラック・レモンイエロー・パプリカの3色です。
サイズ 高さ26×幅27×奥行き24cm
収納サイズ φ6.5×33.5cm
総重量 290g
Item
ヘリノックス チェアワン ミニ
チェアに背もたれ部分が欲しい方はこちら。ヘリノックスの最軽量・コンパクトチェアです。
耐荷重90kg。カラー展開は6色(ブラック・コヨーテタン・グリーン・レッド・ルバーブ・スウェディッシュブルー)と豊富です。スタッフバッグ付きです。
サイズ 高さ44×幅40×奥行34cm
収納サイズ 25×8×10cm
総重量 500g
Item
ランタン
ジェントス SOL-144S
ジェントスのコンパクトな暖色LEDランタンです。
明るさ調節はHighモード・Ecoモード・キャンドルモードの3パターン。Highモードでは150ルーメンの明るさを発揮し、キャンドルモードではゆらぎのある灯りが落ち着いた雰囲気を演出してくれます。付属のカラビナフックで逆に吊るすことができ、テント内の使用にも便利です。
1m防水仕様、水に浮くフローティング機能あり。
サイズ 約φ6.7×12cm
重量 約160g(電池含む)
点灯時間 (約)8時間(Highモード)、40時間(Ecoモード)、 110時間(キャンドルモード)
使用電池 単4形アルカリ電池×4本
Item
スノーピーク たねほおずき
スノーピークの人気のLEDランタンです。
点灯モードはHi/Lowなどの他、無段階調光も可能。最大光量60ルーメンで、ソロキャンプのテーブルランタンや小型テントのランタンに最適です。連続点灯時間がHiモードで約40時間と長いことも魅力。
本体上部のループマグネットが吊り下げ使用にも便利です。
サイズ φ6.2×7.5cm
重量 57g(電池除く)
連続点灯時間 40時間(Hi)、70時間(Low)
使用電源 単四形アルカリ乾電池×3本
Item
たき火台
ユニフレーム ファイアスタンドⅡ
ユニフレームと言えばファイアグリルが人気ですが、こちらはコンパクトなたき火台。薪を乗せる部分は細目の特殊耐熱鋼メッシュで、スタンドと一緒に巻いて付属のケースに収納できます。
調理には使いにくいですが、たき火台はたき火のみと考えるならシンプルで良いアイテムだと思います。
メッシュのため下方への熱が強いので、芝など地面の状態によっては下に何か敷くなど工夫が必要です。
サイズ 約40×40×30(高さ)cm
収納サイズ 約φ6×57cm
重量 約490g
Item
笑's・コンパクト焚き火グリル B-6君
笑’sのとてもコンパクトなたき火台です。
本体やロストルなどの付属品を全て重ねても非常に薄く、小型のポーチなどにすっきり納まります。たき火ファンのソロキャンパーさんの間でも人気のモデルです。
コンパクトながら静止耐荷重は10kg。専用ゴトクが付いていて湯沸しや煮込み料理にも便利。別売りのグリルプレートやメッシュグリルを使うとさらに調理の幅が広がります。炭での使用もおすすめです。
サイズ 約21.5×12.2×16.5cm
収納サイズ 約18.1×12.2×1.8cm
重量 約500g
Item
バイクキャンプの積載方法
キャンプ道具をバイクに積載する時のポイントをまとめました。
積載のコツは?
バイクへの積載について道路交通法では次のように定められています。
- 重量60kg(排気量50ccを超える場合)まで
- 幅は乗車装置・積載装置の左右15cmまで
- 長さは乗車装置・積載装置の長さプラス30cmまで
- 高さは地面から2mまで
まずはキャンプで使う荷物が、バイクにこの範囲で収まるように調整しなければなりません。また積載するときは重い物を下の方に入れ、重さの左右バランスが均等になるようにします。
雨対策として濡れても大丈夫なハードケースや防水仕様のバッグを使う・衣類など絶対に濡らしたくないものは予めビニール袋などに入れておく、といったことも大切です。大きめのビニール袋やチャック付きのフリーザーバッグなどは何かと重宝するので、予備の分も含めて用意しておきたいアイテムです。
積載用アイテムはどう選ぶ?
どの積載グッズを使用するかは荷物や好みによる部分もあります。
サイドバッグ・シートバッグ・タンクバッグなど専用バッグ類を主に使用する方・コンテナボックスを中心に使用する方・入れ物にはこだわらずキャンプギアをネットや固定ベルトなどでバランスよくパッキングする方、など様々です。ご自分のスタイルに合ったアイテムをよく検討することが大切です。
例えばキャンプ時以外はほとんど荷物を積まないのに、取り付けに手間がかかるリアボックスは不要かもしれません。またツーリング途中に出し入れしたい荷物があるならタンクバッグは便利なアイテムです。
コンパクトな道具を揃えてバイクキャンプに行こう!
今回ご紹介した道具はほんの一部ですが、バイクキャンプに適した様々なアイテムがあることが分かりました。機能的な道具選びや効率的な積載方法など、楽しく迷いながらバイクキャンプの準備をしていただければと思います。