
更新:2018.7.21 作成:2018.6.29
涸沢とは長野県松本市安曇にある、奥穂高岳直下の涸沢カールのことを指します。
涸沢カールの標高は2300mで、直径は2kmほどです。
涸沢カールは北側は北穂高岳へ続く登山道(通称:ゴジラの背)、南側は前穂高岳から奥穂高岳へ続く吊尾根、東側は前穂高岳の北尾根、西側は穂高岳山荘へ続くザイテングラードに囲まれています。
涸沢への最寄りの登山口は「上高地」です。
上高地バスターミナルから明神~徳澤~横尾を経由して、涸沢に行きつきます。
涸沢カールの雪が解け、一般登山者が登れるようになる時期は7月中旬以降です。それまでは涸沢までの登山道には残雪があり、アイゼン・ピッケルが必携です。涸沢カールには8月頃まで雪が残り、新緑とのコントラストが非常にきれいな景色です。
涸沢の紅葉の時期は、9月下旬から10月上旬位です。
涸沢にはモミジ、ダケカンバ、ナナカマドなど多くの紅葉する木々が植生しています。
国内有数の紅葉の名勝地に、毎年多くの登山者が涸沢を目指します。
モルゲンロートとは、山肌に朝の太陽が当たって赤く染まる様子を指します。涸沢カールに見れるモルゲンロートは非常にキレイで圧巻です。山小屋泊、テント泊をすれば早朝に見ることができます。
涸沢にはテントを担いだ登山者が非常に多く見られます。テント受付には長い行列ができ、夜はテントの中を照らすランタンの風景が幻想的です。
登山口である上高地バスターミナルから涸沢までは、6時間を要します。
下山の時間も考えると日帰りで計画を立てることは難しいため、涸沢ヒュッテ・涸沢小屋での山小屋泊もしくは、テント泊の1泊2日の計画を立てましょう。
上高地バスターミナルを河童橋方面に向かい、小梨平キャンプ場横の道を、梓川沿いに明神方面に向かいます。明神まではアップダウンがほとんどない平坦な道で、約1時間ほどで着きます。時間に余裕があれば明神橋を渡り、神秘的な明神池に立ち寄ることもできます。明神から徳沢までも平坦な道を約1時間ほど歩きます。水場もあるため、ここで補給してもいいでしょう。
明神から横尾も平坦な道で約1時間ほどで到着します。
本谷橋を渡ると、勾配がきつくなり本格的な登山道となります。1時間ほど登ると視界が涸沢方面に開け、勾配が緩やかになります。30分程度登ると、大きな石が多く見られ石段の登りです。石段が階段状になれば涸沢ヒュッテまでもうすぐです。
涸沢ヒュッテの横を南側(山肌側)へ通過し、前穂高岳の北尾根の尾根沿いに進みます。途中鎖場やはしご、落石の危険もある箇所もあるため、慎重に通過します。
尾根沿いを1時間ほど歩くと、上高地側への視界が開け、屏風のコルに行きつきます。屏風の耳の往復は約50分で、屏風のコルにザックをデポして往復可能です。
屏風のコルからはジグザクのザレ場を下り、樹林帯の下山です。途中2つほど沢を横切りますが、良い休憩場となっています。下り道が平坦になってきたら徳沢までもうすぐです。
いかがでしょうか?
涸沢は歩行時間は長いですが、計画的に登れば、難しいコースではありません。
荷物を軽くして山小屋に泊まるも良し、テントを担いで登るも良しで、自分に合った登り方を選んで、最高の思い出にしましょう♪
関連記事
この記事に関連するキーワード
その他のカテゴリ

春~秋はキャンプ・登山、冬はスノーボードと、アウトドアをこよなく愛するWebライターです!常に穴場の...
今月もっとも見られている記事
編集部のおすすめ